次の Version 1.73a より PMail Server の開発環境が新しくなります。
今までは Delphi7 というバージョンで開発を行っていましたが、今後は Delphi2007 というバージョンになります。
しかし、重い腰を上げようと思った矢先に Delphi2009 が出るのですが・・・

さて、頑張って新しい環境に移植しよう！と意気込んでいたのですが、スルスルとコンパイルが通ります。
特に pmman.exe / pmservice.exe の２つは１行も書き換えること無く完了。そのまま動きました(^-^
元々、PMail Server サーバ本体は殆どが Windows API / Winsock を直叩きで作っていますので 余り Windows のバージョンに左右されない作りになっていたのが幸いしたようです。


取りあえず Vista 環境での動作チェックです。
ただし、Vista 環境を持っていませんので、評価版である Windows Vista 英語版 + VirtualPC 2007 で確認を行いました。そのまま日本語が表示されてちょっとビビリましたが、問題無く動きそうです。
ただし、pmman.exe を起動する際は、起動時に右クリックして管理者権限で実行をさせる必要があります。
おそらく、現在のバージョンでも（文字化けを除けば）管理者権限で pmman.exe を実行→サービスのインストール→サーバの開始で動くかもしれません。


次は Windows Server 2008 での動作チェックです。
こちらも Windows Server 2008 を持っていませんので、評価版で Windows Server 2008 Enterprise 日本語版 + Virtual PC 2007 での動作確認です。
そもそも、Windows 2003 すら持っていませんし・・・

それぞれ完全なチェックは行っていませんがさらっと見た感じでは問題なく動いていました。

1.73 をリリースした際に、Windows NT4.0 Server はサポート対象外になるかもしれないと書きましたが、おそらく動かないと思いますが、Virtual PC は Windows NT もサポートしているので、古いCDを引っ張り出してきてインストールしてみました。
仮想PCの王道的な使い方です。


懐かしいなぁ（遠い目）また見るとは思いませんでした。

NT4.0 SP6a にするには Option Pack が必要なので、これも探し出してきます。


強化された Web らしいです。

アーカイブを転送して、ダメもとで・・・と実行したら

普通に動いてしまいました。
Vista や Windows Server 2008 で動いたこと以上にびっくりです。

これからテストを行わなければなりませんが、もし全て動くとなると NT4.0 / 2000 / XP / Vista / 2003 / 2008 をサポート出来ることになります。



サーバ本体は。



問題はまだ残っていて Webmail 等の製品版付属CGIです。
実は、Webmail の開発も Delphi で行っているのですが、Delphi 自身にバグがあり、そのままでは動作しないのです。
新しい 2007 では修正されていると思ったのですが残念ながら修正されていませんでした。（６年ほど放置されています・・・）
サポートする以上当然対応しなければなりませんので、Webmail の修正の方で暫く時間が取られると思います。
（要望があればサーバ本体のみベータ版をリリースしますが）

Vista 対応は以前から要望を頂いておりましたので、これで少し肩の荷が下りる気がします。

Ps.
Vista とか Windows Server 2008 は telnet が付いていないんですね。相変わらずすぐにコマンドプロンプトに降りてしまうのでかなり不便です。
08/09/08 訂正 コメントにて標準でインストールされていないだけとのご指摘を頂きました。管理ツールのサーバマネージャの機能追加でインストールができます（telnet サーバもあるようです）