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静岡県浜松市であれこれソフトを開発している A.K.I Software のブログです。日々の開発日記やサーバー・セキュリティ関連の話題なども掲載。
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Powered by BLOM Version 2.21a memo
小さくも大きくも閉じたりもしません
15/05/20 19:01 / PMailServer2

ここの所、色々と忙しくバージョンアップをしている時間が余り取れていなかったのですが、近々 2.21a をリリースする予定です。

1)設定の自動反映機能の追加。

PMail Server2 は基本的にサーバー側の機能に関しては実行時に全て読み込まれて反映させる為には、サービスの再起動が必要でしたが、一部機能については、自動更新(設定ファイルが更新されたことを検知し自動でリロード)を行う機能を実装しました(してます)

とりあえずは、フィルタ関連機能を良く使いますので、この辺りから実装を行っています。

元々、Disk I/O のコストが馬鹿にならないので、起動時に読み込むようにしてありましたが、ここの所、Webmail からサーバー側での挙動を変更する機能を追加していたことが1つ目。(ユーザーはサービスの再起動ができませんので)

フィルタ関連を割と頻繁に更新しているのですが(もちろん spam 対策です)その都度サービスを再起動するのは少々手間が大きい点が2つ目。

SSD の普及により Disk I/O のコストがここ数年で劇的に改善されている点が3つ目の理由となります。

ただし全ての設定をサービスの停止無しで反映できる訳では無く、仕様上サービスを再起動しないと変更が出来ない機能や、機能の変更にかかるコストと比較して割りにあわない設定などは従来通りとなります。(上記の反映できる設定に関しても従来通りの動作にしておくことも可能です)

DNSBL の設定など、最初に設定したら年に1回変更するかどうかというレベルですので、この辺りまで反映させるのは少々無意味だからです。

とりあえず試験的に導入する機能ですので、まだどの辺りまで反映させるかも決定はしていません。(フィルタ関連は決定事項です)

2)内蔵Webサーバの搭載。

このブログでちょこちょこと出ている、pHTTPServer のコアエンジンをサーバーマネージャーに組み込みます。

PMail Server から御利用されている古参ユーザー様は、記憶の片隅に残っているかもしれませんが、管理用CGIの PMAM には昔サービスの起動・停止・再起動という機能が実装されていました。
確か Windows 2003 Server から CGI の実行権限が大幅に制限され、CGI から SCM(Service Control Manager)にアクセスができなくなった為に、PMAM から削除せざる得なかった機能でしたが、www サーバーを自前で持てば好きに動かせますので :-)

photo


コアは pHTTPServer のサブセットのようなもので、殆ど設定はありません。
起動すると自動的にインストールフォルダに DocRoot というフォルダが作成され、これがルートフォルダになります。
一応、www サーバーとしては動作しますが、本格的な Web サーバーとしては少々力不足ですので、PMAM をちょっと動かすとか簡単な html を表示する程度向けとなっています。
(Webmail なども動きますが、多くても数人程度用で、大量のユーザーを裁けるだけのキャパはありません)

端的に言えば、管理者向けの Webサーバー的な扱いとなります。

3)Webmail の高速化。

主に大量のメールがあるフォルダの処理を見直して高速化をしています。
テスト環境では、4,000通程のメールがあるローカルディスク上のメールボックスの参照に従来は 4秒ほど掛かっていた処理が 1秒ほどに短縮されています。
少ない場合は、殆ど変わりませんが、大量のメールを保存している場合には効果があるのでは無いかと思われます。

[更新日付:2015/05/20 19:01:15]
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