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静岡県浜松市であれこれソフトを開発している A.K.I Software のブログです。日々の開発日記やサーバー・セキュリティ関連の話題なども掲載。
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Powered by BLOM Sorlar Amp B 開始から1週間
小さくも大きくも閉じたりもしません
13/10/18 16:56 / 太陽発電&節電

先日台風が来た時、テレビなどでも「10年に1度の凄い奴」と言われていたので、パネルを倒し、バッテリーケースの防水の為にカバーを2重にしたり、懸架台を固定したりとしていたのですが、幸いなことに、ここ静岡県浜松市では御前2〜3時くらいにザーッと雨が降って少し強い風が吹いたくらいで、先月の台風と比べると殆ど影響がありませんでした。(各地では被害が大きかったようですが・・・)

さて本題。

1週間の間、気になっていた点を色々とやってみたり聞いて見たりしました。

まず、先日のレビュー記事の中にあった「リカバリー充電機能」なんですが電菱の担当者様から電話があった時に「この機能は具体的になにしているんですか?」と聞いて見ました。

で、先日書いた均等充電とかは嘘でした(^-^;

どんなもんかと言いますと・・・

1)チャージコントローラ自体の動作にも当然電源が必要になりますが、その電源はバッテリーから供給されます。

2)通常バッテリーは、10.5V で深放電、11.5V 位が利用下限、12.5V 位が安定期、充電時の最高が 13.8V 位となっています。(普通の鉛バッテリーの場合)

3)チャージコントローラは、電源が入っていないと負荷の制御や充電制御を出来ません。

蛇足ですが、これと同じ現象が家庭用ソーラーパネル(屋根に載せる奴)でも発生します。
それは、パワーコンディショナーの制御は商用電源から取られている為、停電などが発生した場合、ソーラーパネルからの電力供給が行われないという奴です。
(正確には 15A(1500W)まではパワコンから取れますが、パワコンから出ているコンセントからのみです)
震災当時にも少し話題になりましたので、ご存知の方も多いかと思います。

4)チャージコントローラの稼動電圧が仮に 11.5V 〜 13.8V だとしますと、なんらかの要因でバッテリーの電圧が深放電レベルまで下がってしまうと、チャージコントローラ自体が動作しませんので、日が照っていても充電機能が動かないってことになります。

5)この状態になると深放電の状態から復帰することが無いので、どんどんバッテリーは劣化していき、最終的には再充電も不可能な状態になってしまいます。

さてここでFAQを1つ。

Q1)低電圧で負荷をカットするのに深放電になるの?

A1)負荷をカットしたり充電を制御したりするので、コントローラ自体の自己消費電力ってのがあります(Sorlar Amp B の場合は平均 2mA)1日くらいならどってことないですが、もし1週間近く曇りが続いて日照時間が0が続く可能性もあります。
バッテリー自体の自己放電もありますので、低電圧でカットしてくれても、バッテリーがその状態をキープすることはできないんです。
いわゆる、長期間放置したバッテリーが完全に死んでしまうのが自己放電などが原因な訳です。

いつもながら前置きが長いですね(笑)

Sorlar Amp B のリカバリー充電機能とは、バッテリーの電圧が深放電レベルまで下がったとしても、コントローラの機能は維持しており、そこまで下がったとしてもパネルから電力が供給されれば再充電を行う。という機能との事です。

(ちょーーっとだけ電子回路も齧っていますのでわかるんですが、電源の入力レンジの変動って面倒なんですよ。特に下限と上限の幅が広くなると・・・低すぎたらあげにゃならんし、高すぎたらさげにゃならんし、さりとて差が大きいと熱となって無駄な電力を消費しますし)

私も含め DIY レベルだと「設置して後は放置」というパターンが多いわけですが、万が一深放電になってもそのまま死ぬのを座して待つ訳ではなく、頑張ってくれるって感じです(いい加減なまとめ)

あ、あともう1個やったことが。

丁度半分死んでる原付用のバッテリー(10時間率で 12V/3.0Ah くらいの小さい奴)が1個転がっていたので、充電器でフル充電した上で、Sorlar Amp B と中華チャーコンの自己消費電力を比べてみました。
負荷は 12V のファンをゆるーーく回してのテストです。

Sorlar Amp B の負荷カットは 11.5V で
中華チャーコンの負荷カットは 10.5V でしたので
昔買った、PC と通信ができるデジタルメーターでロギングしてバッテリーが 11.5V になるまでの時間を計測です。

結果として
Sorlar Amp B の維持時間 3.2時間
中華チャーコンの維持時間(11.5V) 2.4時間

*あくまでも今回繋げた負荷と自己消費電力の合算で、こういう結果になった物ですので Sorlar Amp B なら「0.8時間長く持つ」という結果ではありませんのでご注意を。

意外と自己消費分が効いているようです。(まぁ 10倍違いますしね)
トータルで 100A とかのバッテリーの場合には誤差の範囲になりますが、原付用などの小さいバッテリーを使っている場合は、自己消費分も意外と侮れないということが証明されました。

あ、もう1個(笑)
これは試したというか、大丈夫だろうとやったんですが、普段サルフェーション防止のナノパルサーを繋げているんですが、繋げていても特に問題は出ていません。
当然メーカーさんの動作保障外の使い方ですが、こういうのって実際にやってみたって情報が少ないですからねー

ちなみに上の自己消費電力の確認は、ナノパルサーもバッテリーを電源として動作するんですが、中華チャーコンで繋げていた時よりも、動作がオフになる時間が妙に長かった(いつもなら日が暮れて2,3時間でオフになっていたのが、夜遅くなってもナノパルサーが動き続けていた)のに気が付いて確認してみるかってのがきっかけです。

[更新日付:2013/10/19 01:41:20]
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