Version 2.09b では、Webmail のいくつかの修正と、送信メールのバックアップ機能での範囲の拡大を行います。

さて、サーバー本体がある程度落ち着いてきましたので、以前から検討をしていた 64bit版の開発を行っています。



32bit版と比べて 1M ほどサイズが大きくなっていますね。
基本的な所は動くのですが、まだ修正が必要な箇所は数千箇所あります。(^-^;

64bit版なのですが、まずユーザー様が気になるだろう点から。

１）リリースはまだ先です。今の時点ではまだ未定です。
何年も先という訳ではありませんが、まだ数カ月かかる予定です（これにはちょっと、開発環境に関係する事情があります。別記事に書きます）

２）α版β版を経由してからリリースする予定です。

３）PMail Server から PMail Server2 へのアップグレードは有償でしたが、64bit版へのバージョンアップは無料となります。

４）対象は PMail Server2 のみです。旧PMail Serverの 64bit版は提供されません。

５）製品版には、32bit / 64bit 版が両方とも同梱されるようになる予定です。

６）64bit版はサーバー本体のみです。それ以外のファイルについては当初は 32bit のままリリースします。

７）32bit版については、同時平行してリリースしていく予定です。現時点では 64bit のみになると言うことはありません。
ただし、Windows Server OS が 64bit 版のみになっていくことを考えて、最終的には 32bit版のリリースを終了する可能性があります。（使用中止になる訳では無く、32bit版としての開発を終了しバージョンアップは行わないという意味です）

８）32bit / 64bit 版でライセンスを追加する必要はありません。１ライセンスで 32bit / 64bit お好きな方で構築することができます。

９）後述する理由により 32bit 版での OS 制限は行いません

PMail Server2 32bit 版は WOW64 で 64bit Server でも動作しますので、Server OS が 64bit の場合でも 32bit版を動かすことができる予定です。（重要）

現時点で仮決定しているのは、この辺りになります。

９番の重要と書いた点なのですが、根本的に PMail Server2 は大量にメモリを消費するようなサーバーでは無く、また大きなデータを扱う訳でもありません。

無論、64bit化の恩恵（処理の高速化）はありますが、場合によってはコンパクトな 32bit版の方が効率よく動作する場合もあります（プログラムサイズが 32bit版の方が小さいので CPU キャッシュの恩恵が受けやすい）
その為、良くある「64bit版で無いと動きません」と制限を掛けるつもりはありません。
もちろんですが、32bit Server で 64bit版を動かすのは無理ですので、その点はご了承願います。

冒頭にも書きましたが、64bit版リリースの予定は現時点では未定です。ある程度目途が立ちましたら、改めてリリースしたいと思います。