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静岡県浜松市であれこれソフトを開発している A.K.I Software のブログです。日々の開発日記やサーバー・セキュリティ関連の話題なども掲載。
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Powered by BLOM PMailServer2 Version 2.31a をリリースしました
小さくも大きくも閉じたりもしません
17/03/17 09:49 / PMailServer2

予告から2週間程遅れましたが表題のバージョンをリリースしました。

主に IMAP4 と SSL/TLS 関連の修正になっています。

特に IMAP4 で特定のクライアントで挙動がおかしい場合や、MTA for STARTTLS を使っている場合は、適用を強く推奨します。


1) IMAP4 で一部クライアントで正常に処理ができないケースに対応と、パフォーマンスの改善を行いました。

主に Outlook 系、iOS MobileMail、Becky! を御利用の場合は、応答しない場合があったりする現象への対応です。

2) 特定の条件を満たす FETCH コマンド発行時に PMailServer2 がクラッシュする不具合を修正しました。

3) 日付時刻情報が無いメールを扱う際に、eml ファイルのタイムスタンプを代用するオプションを追加しました。

PMailServer2 自身で受信したメールの場合は発生しませんが、メールボックスに直接 eml ファイルを保存した場合など、日付情報が無いメールになる場合があります。
その場合、特定のクライアントで日付情報が取得できない為、フリーズをしたり、該当するメールが表示されない問題への対応となります。

4) APPEND 時に Received を書き込むオプションを追加しました。

3 に関連しますが、APPEND(IMAP4 を使ってサーバーへメールのアップロード)でアップロードされたメールに、日付情報が無いものがアップロードされた場合に、PMailServer2 で受信したことを示す Received を付与するオプションです。

5) 利用できない特定の文字が使用された場合に除去するようにしました。

Outlook 2013 で確認しましたが、フォルダを作成する際に Unicode でゼロ幅スペースが指定されることがあり、ゼロ幅スペースが入っている場合は除去するようにしました。

6) SMTP の STARTTLS コマンドの利用設定を SMTP(Port25) と Submission SMTP(Port587) で個別に設定できるようにしました。

7) MTA for STARTTLS でハンドシェイクに失敗した場合に、フォールバック処理を行えるようにしました。

8) TLS 設定で TLS拡張情報の on / off を設定できるようにしました。(通常は on で問題ありません)

9) マルチドメイン環境で複数の証明書を利用している場合に、Outlook 系で「プリンシパル名が間違っています。」と表示される不具合を修正しました。

10) SSL2 フォーマットでハンドシェイクを開始する場合に対応しました。(SSL3.0 以降で SSL2との互換性の為、最初のハンドシェイクを SSL2 のフォーマットで行うケースがあり、そのハンドシェイクを正しく処理するようにしました。)

11) その他、色々と修正


最後に、長期に渡るテストに御協力頂いた noppo 氏に改めて感謝の意を表します。m(_ _)m

[更新日付:2017/03/17 09:49:34]
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