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静岡県浜松市であれこれソフトを開発している A.K.I Software のブログです。日々の開発日記やサーバー・セキュリティ関連の話題なども掲載。
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Powered by BLOM 動的フィルタ - その2
小さくも大きくも閉じたりもしません
07/03/28 17:28 / PMailServer2

現在、akisoftware.jp サーバに適用して運用テストを行って順調に稼働しています。(^-^

動的フィルタは以下のような設定となります。(SMTPの場合)

1)SMTP認証、宛先不明(存在しないユーザー宛。又は不正中継を行おうとした場合も同様に扱います)にそれぞれカウンタを指定することが出来ます。

2)分単位で制限時間を指定することができます。(最大24時間)

実際の動きは

a)メールサーバ側でSMTP認証に失敗すると、IP アドレスと失敗した時間で動的フィルタが初期化されます。

b)2で指定した制限時間内に同一の IP アドレスから再度SMTP認証に失敗すると、aで初期化されたフィルタ内の内部カウンタが1つ増え、時間が再設定されます。

c)bで内部カウンタが増えた場合に1で設定したカウンタを超えると強制切断します。(最終時間)

d)c以降に同一 IP アドレスから再接続があると、コマンドを受け付けず 4xx系エラー(一時的エラー)で応答し切断します。

e)cの最終時間から2で設定した時間が経過すると再接続が可能となります。

・動的フィルタは全てメモリ上で動作しますが、設定によりサーバ停止時にファイルに出力し、起動時にファイルが存在すれば最後に停止した時点からレジュームします。
(保存しなければ再起動時にリストも初期化されます)

・Submission ポートでも同様に動作しますが、通常の SMTPポートとは別リストで扱われます。

SMTPフィルタとの組み合わせはまだ検討中なのですが、SMTPフィルタと組み合わせるとかなり強力に動作すると思われます。(頑張って文面を変えても同じIPから送信してくればspam扱いとなります)
ただ、ゾンビPCからの送信の場合は、
・巻き添えが発生する可能性がある。
・中継サーバなどからは、同じ中継サーバが利用された正規のメールも巻き添えを食らう。(これは宛先不明にも当てはまります)
とデメリットも大きいので、実際に利用可能にするかどうかは決定していません。(要望が多ければ利用可能にしようかと・・・)

動的フィルタは、どちらかと言うと spam対策と言うより、辞書アタックなどからのセキュリティ対策となります。

[更新日付:2007/03/28 17:28:14]
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