title_parttitle_parttitle_part
静岡県浜松市であれこれソフトを開発している A.K.I Software のブログです。日々の開発日記やサーバー・セキュリティ関連の話題なども掲載。
<< 2024/04 >>123456789101112131415161718192021222324252627282930
《《《 ネットワーク機器の購入は Amazon で! 》》》
Powered by BLOM PMailServer2 マルチプロセス対応(予定)
小さくも大きくも閉じたりもしません
18/03/12 02:50 / PMailServer2

暫く前から、更新頻度が落ちていましたが、表題の理由の為です。
少々目処が立ちましたので、一応今後の予定として記載しておこうと思います。

***決して次の版で実装される等の話ではありませんので、その点はご了承を。***
いつものように予定は未定です。

さて、マルチプロセスとはなんぞや?なにか便利な機能なのか?という方もいるかと思いますが・・・

photo


一見は百聞に如かずでして、サーバー本体が複数同時稼動します。マルチプロセスです。

この機能に関しては、PMailServer2 をご利用のユーザー様には余り縁の無い機能だとは思います。(元々、この機能が必要になるような大規模運用の環境は想定していませんので)

何ができるかと言うと、最初に起動した PMailServer2 が親になります。
この親プロセスは自分の子として任意の数の自分のコピーを起動します。(子プロセス)

親プロセスは基本的になにもせず、クライアントからの接続を待っています。
クライアントから接続があると、それを受け付けます。

photo


受け付けた後に、その接続を子プロセスに丸投げします。

photo


親プロセスから渡された接続の、以降の処理は子プロセスが引き受けます。

簡単に説明すると、そういう機能です。

メリットとしては、いわゆる C10K 問題に対応できる(かもしれない)という位ですね。

今後実装予定の機能によってはもうちょっとメリットも出てくるかもしれませんが、基本はこれ1点に限ります。

実際に利用できる機能として公開するのは、もう少し先のバージョンになるとは思いますが、こういう機能を実装していたので、色々と遅れているというご報告のような物です。(^-^;

Ps.
簡単に言ってしまうと、それだけなんですが、実際に実現するとなると色々とややこしい作業が大量にありまして面倒臭いです。
特に既存の動作と切り替えられるようにしているので、その辺りも含めて内部的には大幅に変更されています。

(とは言うものの最初、別の処理を考えていて、それを実装していざテストの段階になったら、パフォーマンスがガタ落ちという結果になって、進路変更してマルチプロセスにしました。最初からこっちにしておけば2ヶ月位に無駄にする必要が無かったのですが・・・)

Ps2.
今回ほど、Windows に fork() が欲しいと思ったことはありませんでした(笑)

Ps3.
この機能は公開後も当面の間ベータ機能とする予定です。
「取りあえず使ってみよう」という機能ではありませんのでご注意を。
特に「若干パフォーマンスを犠牲にするが、キャパを広げる」という意味合いもありますので。

[更新日付:2018/03/12 03:45:13]
トラックバックを見る(0)
Log Link [https://akisoftware.com/cgi-bin/blom.exe?akisoft+sl+9b00470e6d01387845e24838e06c11d9bebf0545]
TB Link [https://akisoftware.com/cgi-bin/blom.exe?akisoft+tb+9b00470e6d01387845e24838e06c11d9bebf0545]

記事へのコメント

コメントはありません

名前
コメントキー
 
コメントする時はキーを正確に入力して下さい
コメント
アドレスを含んだコメントはできません
© 2008-10 A.K.I Software all rights reserved.