PMail Server バックアップ方法
PMail Server はレジストリを一切利用していない為、バックアップ及びリストアは単純なファイルコピーで行うことが出来ます。
●フルバックアップ
バックアップを行う際には、以下のファイルをコピーして下さい。
- PMail Server がインストールされているフォルダ以下全てをそのままの構成でコピー
- CGI 関連ファイル(製品版で CGI を導入している場合のみ)
ファイルのコピーはマイコンピュータ又はエクスプローラ等から手動で行って下さい。
- リストア(復元)する場合は、コピーしたフォルダ構成を変更せずにそのまま上書きして貰えれば元通りになります。
注:上書きする場合は必ずサービスを停止してから行って下さい。またサービスのアンインストールもしてから上書きすると確実です
- フルバックアップを行った場合は、Spool 内に保存されているメールも全てバックアップされます。
また上書きした後には必ずサーバーマネージャーを起動してください。(アカウント情報に従って存在しないフォルダがあった場合は全て自動生成されます)
●簡易バックアップ
簡易バックアップはサーバの構成に必要な各種設定及び各ユーザーのメールボックス内に記録されている設定ファイル(*1) のみをコピーします。
- サーバーマネージャーを起動します。
ファイルメニューから「簡易バックアップ」を選択します。
- バックアップ先のフォルダを指定します。(指定されたフォルダに 日付時刻でフォルダが自動生成されその中にバックアップが行われます)
簡易バックアップでは以下のファイルが保存されます。
- data フォルダ内のファイル全て
- 各ユーザーのメールボックス内にある、signature1.txt(署名ファイル)、forward.txt(転送設定ファイル)、autoreply.txt(自動返信ファイル)、pmum.cfg(ユーザー用設定ファイル)
cancel.lst(受信拒否リスト)、address.lst(アドレス帳)、filter.ini(フィルタ用設定)、filter.lst(フィルタ用リスト)、bayesian.txt(ベイジアンフィルタ用データベース)
bayesian.ave(ベイジアンフィルタ用データベース)
上記以外の、メールファイル(*.eml / *.imd)既読ファイル(read.txt)、フォルダファイル(folder.txt)はバックアップされません。またユーザーが
pmum にて固有のメールボックスを作成していた場合、そのフォルダはバックアップされませんのでご注意下さい。
またメールボックス内に設定ファイルが無い場合はフォルダ自身のバックアップは行われません。
簡易バックアップからの復元については、マイコンピュータ又はエクスプローラから、data フォルダ及び spool フォルダを PMail Server がインストールされているフォルダに手動にて上書きコピーして下さい。また上書きした後には必ず PMMAN を起動してください。(アカウント情報に従って存在しないフォルダがあった場合は全て自動生成されます)
また PMail Server 自体はフォルダ構成等の固有情報を記録しませんので、フォルダごとコピーをして別のサーバ機にコピー
するだけでサーバ機の交換が可能です。
サーバ機Aからサーバ機Bへ移動する場合
- サーバ機Aから PMail Server をインストールしたフォルダをコピーしバックアップを取る
- サーバ機Aをネットワークから切断
- サーバ機Bへ先ほどコピーしたフォルダを適切なフォルダを作成してコピーしてリストアする
- サーバ機Bをネットワークへ接続
(DNS の MX レコードに設定されている IP が変わらないようにサーバ機Aと同じIPアドレスを設定する必要があります)
バックアップが行われており、適切なサーバ機が用意されていれば万が一の際の復旧は数分で終わります。