DKIM署名機能は DomainKeys Identified Mail に従い PMailServer2 の MTA から送信が行われるメールについて DKIM署名を行います。
本機能はベータ版です。実装が行われているのは DKIM の署名機能のみであり、DKIM の検証機能は実装されておりません。本機能を有効にする場合はチェックを入れます。
DKIMで署名を行う際のボディの正規化を行う方法を選択します。
simple は厳密に確認が行われます。simple で PASS にならない場合は relaxed を選択してみてください。
署名を行うアルゴリズムを選択します。RSA-SHA256 のみ選択可能です。
署名を行う際に、メールクライアントが行ったピリオドエスケープ処理を戻してから署名を行います。
DKIM 側では無くメールサーバー側の実装によってピリオドエスケープ処理を行わないと PASS にならない場合があります。
署名を行う際に、署名に使われるボディの長さを指定します。
Body長を短くすることによりサーバー側の負荷を下げることができますが、検証上問題が発生する場合があります。
(短い長さを指定した結果、全体の検証が行われず、検証されていない箇所が改変されている可能性が出てくる為です)
特別な事情が無い限り全体を対象にすることを推奨します。
署名を行う際に改変されたか否かを確認する為のヘッダーを指定します。
指定する場合は1つ以上を指定して下さい。複数指定を行う場合は、各項目をカンマ区切りで指定します。
代表的な指定で
from | 送信元のアドレスを指定します。 |
to | 宛先のアドレスを指定します。 |
subject | 件名を指定します。 |
date | メールの日付時刻を指定します。 |
to from subject の3つを利用する場合は、それぞれをカンマで区切ります。
尚、メール本文は自動的に対象となります。
署名を行った時点のタイムスタンプを署名に追加します。
DNS サーバーに公開鍵の登録を行うドメイン名及びセレクタと対応するプラーベートキー(pem)へのフルパスを設定します。
DNS に公開鍵を設定する場合の TXT レコードは
セレクタ._domainkey.ドメイン名
になります。セレクタが dkim01 ドメイン名が example.com の場合は dkim01._domainkey.example.com になります。
セレクタの後ろにある _domainkey の最初のアンダースコアに注意して下さい。
署名を行う際に利用する秘密鍵(pemファイル)へのフルパスを指定します。
設定された内容に従って、画面中央のメールに署名を行い、その結果を下の欄に出力します。
テスト署名を行う為の秘密鍵はドメイン別設定で選択します。
正しく設定され署名が行われた場合は
のように出力されます。
OpenSSL のマニュアルをご参照下さい。
秘密鍵は PKCS#1(BEGIN RSA PRIVATE で始まるRSA暗号秘密鍵)の必要があります。
改行等の処理を行う必要は無く、出力されたファイルをそのままご利用下さい。
この中身が公開鍵となります。
まず、上下にある -----BEGIN PUBLIC KEY----- と -----END PUBLIC KEY----- を削除した上で、各行を全て繋げ1行にします。
最後に出来上がった公開鍵の設定行を DNS サーバに TXT レコードとして登録を行います。
この時 DNS サーバーへ登録するレコード名は、セレクタ._domainkey.ドメイン名を指定する必要があります。
DNS への設定直後は配信先のサーバーでレコードを確認することが出来ない場合があります。まず秘密鍵、公開鍵を作成した上で、DNS に登録を行い、DNS サーバーの設定で内容が反映されたことを確認した上で、PMailServer2 側で DKIM を使うようにして下さい。