DKIM署名機能

DKIM署名機能は DomainKeys Identified Mail に従い PMailServer2 の MTA から送信が行われるメールについて DKIM署名を行います。

本機能はベータ版です。実装が行われているのは DKIM の署名機能のみであり、DKIM の検証機能は実装されておりません。
注意事項


OpenSSL を利用した公開鍵、秘密鍵の作成方法

OpenSSL のマニュアルをご参照下さい。
秘密鍵は PKCS#1(BEGIN RSA PRIVATE で始まるRSA暗号秘密鍵)の必要があります。
改行等の処理を行う必要は無く、出力されたファイルをそのままご利用下さい。


DNS サーバーへの公開鍵の登録方法
  1. 上で作成した公開鍵をメモ帳で開きます。

    PublicKey

    この中身が公開鍵となります。

  2. まず、上下にある -----BEGIN PUBLIC KEY----- と -----END PUBLIC KEY----- を削除した上で、各行を全て繋げ1行にします。

  3. 上で作成した行の頭に v=DKIM1; k=rsa; p= を付けます。

    PublicKey2


    上の例では、t=y というオプションが追加されています。このオプションは「この DKIM は試験運用中です」を意味します。
    このオプションが指定されている場合、鍵屋設定が誤っていたとしても、DKIM の結果によって処理が左右されないように決められています。
    まずは t=y で設定を行い、問題が無ければ、t=y を削除するのが良いと思われます。(最初から無しでも当然OKです)
  4. 最後に出来上がった公開鍵の設定行を DNS サーバに TXT レコードとして登録を行います。
    この時 DNS サーバーへ登録するレコード名は、セレクタ._domainkey.ドメイン名を指定する必要があります。

  5. DNS への設定直後は配信先のサーバーでレコードを確認することが出来ない場合があります。まず秘密鍵、公開鍵を作成した上で、DNS に登録を行い、DNS サーバーの設定で内容が反映されたことを確認した上で、PMailServer2 側で DKIM を使うようにして下さい。