NTT DoCoMo への送信エラーに関しての詳細情報

NTT DoCoMo 携帯電話への送信についてエラーが発生する場合は、MTA のログをご確認下さい。 以下は送信が出来ない例です。(MTA のログレベル3での記録です)

[MTA ] 2004/12/22 08:15:15 mfsmax.docomo.ne.jp(203.138.180.240) へ接続
[MTA ] 2004/12/22 08:15:15 220 docomo.ne.jp SMTP Service Ready
[MTA ] 2004/12/22 08:15:15 HELO xxxxxxxx.jp
[MTA ] 2004/12/22 08:15:15 250 Requested mail action okay, completed
[MTA ] 2004/12/22 08:15:15 MAIL FROM: <sssss@xxxxxxxx.jp>
[MTA ] 2004/12/22 08:15:15 250 Requested mail action okay, completed
[MTA ] 2004/12/22 08:15:15 RCPT TO: <xxxxx@docomo.ne.jp>
[MTA ] 2004/12/22 08:15:15 250 Requested mail action okay, completed
[MTA ] 2004/12/22 08:15:15 DATA
[MTA ] 2004/12/22 08:15:15 354 Start mail input; end with <CRLF>.<CRLF>
[MTA ] 2004/12/22 08:15:15 [End of Data]
[MTA ] 2004/12/22 08:15:15 550 Unknown user xxxxx@docomo.ne.jp
[MTA ] 2004/12/22 08:15:15 MTA先が EOD にエラー応答
[MTA ] 2004/12/22 08:15:15 sssss@xxxxxxxx.jp へエラーメールを作成

i mode メール以外は着信しない設定している場合には RCPT TO: の時点でエラーが発生します。上記のログを見ると RCPT TO: ではエラーが発生せずに [End of Data]の後に「550 Unknwn user 〜」エラーが発生しています。
通常の SMTP の場合、この時点で Unkown user が発生することはありえず、多くの場合ここでエラーが発生するのはメールボックスが一杯であったなどのエラーの時だけです。
また、メールサーバはこのエラーメッセージをエラーとして送信者に送信する為「相手側のアドレスはちゃんと存在しているにも関わらず、ユーザーがいないと応答が返ってくる?なんで送信が出来ない?」と思われてしまいます。
(実際、この件で Google などで検索を行いましたが、同じ理由で悩んでいる方がかなり多くいました)

DoCoMo 側としては RCPT TO: の時点でエラーを発生させると簡単にユーザーの存在が判別出来てしまいますのでそれの対策、またメールアドレスの存在を調べには実際の送信を行わないとチェックをすることが出来ません。
その為、大量送信を行わなければならず、当然大量送信された場合は DoCoMo 側から警告などを行いやすい(もちろん受信者がいた場合 DoCoMo へ対して連絡が取ってもらいやすい。)などの理由から上記の仕様となっていると思われます。

まぁ、インターネットメールじゃなくて、DoCoMo メールだしなぁ・・・