Pro 版のみ利用できます。
動的フィルタは、SMTP/POP3/IMAP4 で特定のエラーが発生した際にその回数をカウントし指定回数を上待った際に指定時間の間、その IP アドレスからの接続を拒否する機能です。
サーバーマネージャーを起動します。
サーバ管理タブを開き、各種フィルタタブを開きます。
動的フィルタタブを開きます。
SMTP認証失敗
SMTP認証が指定された回数失敗した場合に接続を切断又は拒否します。0が指定された場合は無効となります。
リレー違反
中継が出来ないメールアドレスが指定された場合、又は、許可されていない端末からローカルユーザー以外が外部へ送信を行おうとした場合にカウントされ、指定された回数失敗した場合に接続を切断又は拒否します。0 が指定された場合は無効となります。
SMTPフィルタ(検討中)
SMTPフィルタに該当した回数が指定された回数に達した場合に接続を切断又は拒否します。0が指定された場合は無効となります。
POP3認証失敗
POP3(USER/PASS方式、APOP方式共に)認証が指定された回数失敗した場合に接続を切断又は拒否します。0が指定された場合は無効となります。
IMAP4認証失敗
IMAP4(LOGIN / Authencation)認証が指定された回数失敗した場合に接続を切断又は拒否します。0が指定された場合は無効となります。
制限時間(SMTP/POP3/IMAP4)
上記の条件に一致した場合に制限時間内に同一IPから再接続があった場合、切断処理を行います。
PMailServer2 Version 2.36a 以降から 0 を指定(無制限)は出来なくなりました。また動的フィルタが記録できる制限数は 1,000 に制限されました。
サーバ終了時に情報を維持(SMTP/POP3/IMAP4)
このオプションを無効にした場合はサーバが起動している間のみ動的フィルタが記録され、サーバ再起動時には最初からフィルタが構成されます。
オプションを有効にした場合、サーバが正常終了した際に Data フォルダに各プロトコルに対して dyn_smtpfilter.txt / dyn_pop3filter.txt / dyn_imap4filter.txt の名前で動的フィルタの内容がファイルに保存されます。
ファイルが存在する場合は、サーバ起動時に再度読み込まれ前回終了時から再開します。(ただし、制限時間はサーバの時間で処理が行われる為、停止時間の間の時間も含まれます)
動的フィルタの内容は CSV 形式で
"フィルタタイプ","最終日付時刻","IPアドレス","カウント"
という形式になっています。(フィルタタイプは SMTPのみで 0 がSMTP認証、1 が宛先不明、2 がリレー違反になります。)
サーバー終了時に上書きされますので、手動で変更を行う場合はサーバーを停止後、出力されたファイルに対して編集を行い、サーバーを開始して下さい。