PMail Server2 サーバーの稼動・メンテナンス状態・PSMonitor

Version 2.21b よりメンテナンスモードが搭載されました。
これに伴い下記3種類の状態になります。
- 「稼働中」は各プロトコルのポートがオープンされており、接続を受け付ける状態です。
- 「停止中」は各プロトコルのポートがクローズされており、接続を受け付けない状態です。
- 「メンテナンス」は各プロトコルのポートがオープンされており、接続も受け付けますが、サービスは停止している旨を表示し接続を解除します。
各プロトコルのメンテナンスモードはインストールフォルダにある
suspendsmtp.txt
suspendpop3.txt
suspendimap4.txt
suspendmta.txt
のファイルの有無によって判定されます。
手動又は外部アプリケーション等によって上記ファイルの生成又は削除を行うことにより外部からの制御も可能です。
上記ファイルの中身については一切確認は行われません。(サーバーマネージャーが生成する場合は、ファイルの内容として実行された日付時刻が記録されていますが、参考用として記録しており内容の確認は行いません。)
- メンテナンスモードの切り替えは各プロトコル単位で行うことができ、サービスが実行中でもリアルタイムに反映されます。
外部からのメールは受信するが配信は行わない場合は、MTA のみをメンテナンスモードに変更。
外部からのメールは受信しないが端末からメールの読み出し(POP3 / IMAP4)のみを有効にする場合は SMTP のみをメンテナンスモードに変更。
外部からのメールも受信しない且つメールの読み出しも行わない場合は、SMTP / POP3 / IMAP4 をメンテナンスモードに変更。
などの組み合わせが可能です。
- SMTP / POP3 / IMAP4 でメンテナンスモードに切り替わった時点で既に接続されている端末については切断が行われるまで処理を行うことができます。
- SMTP がメンテナンスモードの場合は、クライアントが接続後に「421 4.3.2 Service not available, closing transmission channel.」応答を返します。4xx エラーは一時的エラーですので、多くの MTA は再送信を行いますが、再送信を行うか否かの判断は送信元の MTA の設定に左右されます。従ってメンテナンス中に外部から配信されてきたメールの到達は保証されません。
- MTA でメンテナンスモードに切り替わった時点で、配信処理中のメールについては処理は続行されます。
- MTA がメンテナンス中に外部に配信を行うメールが発生した場合や Webmail 等で PMail Server2 向けに自己送信を行う場合、そのメールは保留され、メンテナンスモードが終了した時点で配信が行われます。
配信処理予定のメールは Spool フォルダ内に保存されています。Spool フォルダから該当メールを移動又は削除することによりそのメールの配信を取り消すことが可能です。
- メンテナンスモードは接続の制御のみを行います。設定に関しては自動読み込み機能が付いた機能以外についてはリロードは行われませんので、設定を変更した場合はサービスの再起動を行って下さい。
PSMonitor
PSMonitor は PMail Server2 の稼動状況を監視し、停止又は通信ができない場合に、起動又は再起動を行う補助サービスです。
- PSMonitor は製品版に含まれておりません。
ご利用になる場合は、別途 A.K.I Software の PMail Server サイトからダウンロードをお願い致します。
- PSMonitor はフリーソフトウェアとして公開している外部アプリケーションとなります。
製品版のサポート外のソフトウェアとなりますので、サポートの適用範囲は製品版と同じ条件ではありません。
PSMonitor に関するお問い合わせについては掲示板へお願い致します。
- PSMonitor の設定とインストールに関しては PSMonitor のマニュアルをご参照下さい。

PSMonitor が正しくサービスとしてインストールされている場合、メンテナンスの項目に開始と停止ボタンが表示されます。
PSMonitor を開始したままにしますと自動的に PMail Server2 が起動しますのでメンテナンス等でサービスを長時間停止する場合は、PSMonitor も停止して下さい。