同報送信用用CGI PMC 説明

PMC は PMail Server 専用の同報メール発信CGIです。
設置には、HTML タグに関する知識が必要になります。
PMC は通常の同報発信メールと違い以下の特徴があります。

管理画面ログイン
パスワード

PMC を設置したアドレスにブラウザからアクセスするとログイン画面が表示されます。ログインにパスワードは PMC 専用のパスワードになります。
標準の sample.ini をコピーまたはそのまま利用されている場合は、パスワードはsampleになります。そのまま利用されるのはセキュリティ上好ましくありませんので、必ず以下のメニューでパスワードの変更を行って下さい。


PMC メニュー

ログイン後にメインメニューが表示されます。メインメニューからは以下のことが行えます。

基本設定
基本設定
タグ設定
送信リスト管理
HTMLメール
テスト送信
バックログ管理
メール設定
ログイン画面ログイン画面に戻ります
設定内容確認設定内容を確認します
パスワード変更 管理画面へのログインパスワードの変更を行います。
初回ログイン時には必ず変更して下さい。
基本設定 送信アドレス等の基本設定を行います
「個別名の位置」は送信リスト(CSV形式)の特定の列を氏名データとして扱う設定です。
通常配信されるメールの宛先名は同ページの「受信者の名前」で全て統一されますが、個別の名前を指定したい場合に利用します。
CSVデータが、
"user1@example.com","男性","メール太郎"
"user2@example.com","女性","メール花子"
となっている場合、「3」を指定することにより、この列を氏名として扱います。
氏名として扱われた場合、メールを送信する際にメールの宛先にこの氏名が適用されます。(1 を指定することによりメールアドレスを宛先に適用させることもできます)
送信タグ設定 メール送信フォームで利用するタグ名を指定します。
ここで指定されたタグ名によって、基本の送信フォームが生成され CGI がデータを受け取ります。
  • パスワード欄のタグネーム
    送信フォームで管理者が送信の際に入力するフォームのパスワード欄につけるタグ名を指定します。CGI はフォームにつけられたこのタグ名からパスワードを読み取ります。

  • キーワード欄のタグネーム
    送信リストに複数の条件が記録されており、その条件に従って送信をする場合にフォームのキーワード欄につけるタグ名を指定します。CGI はフォームにつけられたこのタグから送信キーワードを読み取ります。(送信キーワードに半角英数の ALL を指定した場合は条件を問わず全てのメールアドレスに配信を行います)

  • メッセージ欄のタグネーム
    送信する本文を入力するフォームのメッセージ欄につけるタグ名を指定します。CGI はフォームにつけられたこのタグから送信するメールの本文を読み取ります。

ユーザータグ設定 メールアドレス登録・解除フォームで利用するタグ名を指定します。
  • アドレス登録時に使用されるタグネーム
    登録フォームで登録ユーザーがメールアドレスを入力する欄のタグ名を指定します。

  • アドレス解除時に使用されるタグネーム
    登録解除フォームで登録ユーザーがメールアドレスを入力する欄のタグ名を指定します。

  • 登録時に使用されるキーワードのタグネーム
    登録フォームで登録ユーザーが送信条件(キーワード)を指定する場合に使うキーワードを入力する欄のタグ名を指定します。
    1行の1つのタグ名を指定します。
    ここで登録された順番に送信リストの CSV にデータが書き込まれます。

    例)
    キーワードのタグネームを
    birthday
    name
    とした場合、CGI は登録フォームに birthday と name のタグ名があるとしてこのタグ名からフォームデータを取得します。
    上記の場合は
    <input type="text" name="birthday" value="">
    <input type="text" name="name" value="">
    と登録フォームを作成する必要があります。

    性別などを登録する場合は、タグネームに gender と指定し
    <select name="gender" size="1">
    <option value="男性" checked></option>
    <option value="女性"></option>
    </select>
    と登録フォームを作ることにより選択式にさせることができます。

送信リスト閲覧登録されているメールアドレス一覧を表示します
送信リストダウンロードメールアドレスリストを端末にダウンロードします
送信リストアップロードメールアドレスリストをサーバにアップロードします
アップロードした場合は既にサーバに保存されているログは上書きされます。
送信リスト削除メールアドレスリストをサーバから削除します
登録フォームサンプルユーザータグ設定で設定されたタグを使ってメールアドレスを登録するサンプルを表示します。
こちらから実際の登録や解除作業も可能です。
挿入画像管理HTMLメールを送信する場合に利用する画像をアップロードします。アップロードした画像には画像IDが割り当てられます。
テンプレート管理HTMLメールを送信する場合に利用する、テンプレートを管理します。
テンプレートの新規作成を行いますと、一番基本のHTMLが設定されます。テンプレート内は通常のHTMLを作成する事と同じように作成することができます。
テンプレート内で画像を利用する場合は以下の点に注意してください。
  • <img src="http://example.com/images/title.jpg">のように画像のURLを直接指定した場合、送信前に指定したURLにFTP等で画像をアップロードしておく必要があります。
    配信時のメールサーバの負担は低く抑えることができますが、Webビーコンになりますので受信側のメールソフトでは表示されない(ブロック状態)になる場合があります。

  • メール自身に画像も添付する場合は <incimg src="画像ID"> のように特殊なマクロタグで埋め込む必要があります。
    画像IDは、上の「挿入画像管理」にてアップロードした際に自動で画像IDが割り振られます。
    配信時のメールサーバの負担は通常のメールよりも遙かに大きくなりますが、WebビーコンになりませんのでHTMLメールに対応しているメールソフトであれば殆どの場合に表示されます。

    例)
    • 「挿入画像管理」から「title.jpg」をアップロードしますと、8桁の画像IDが割り当てられます。
    • 画像をアップロードし、画像ID(ここではabcd1234)が割り当てられましたら、その画像を表示したい部分に <incimg src="abcd1234"> と記述します。(幅などを指定する場合は、width/height/border/alt 等のHTMLと同じものを利用してください)
    • テンプレートが出来上がりましたら、そのテンプレートを読み込んで送信を行います。incimg タグの画像はサーバ側で自動的に配信メールの中に埋め込みが行われ、incimg タグは通常の img タグとして置換処理が行われます。
テスト送信送信タグ設定で設定されたタグを使って登録されたアドレスへメールを送信する為のサンプルを表示します。
こちらから実際の送信作業も可能です。
ログ表示ヘッダ設定過去に送信したメールのバックナンバーを閲覧する為の設定を行います。
ログ表示テンプレート過去に送信したメールのバックナンバーを閲覧する為の設定を行います。
ログ表示フッタ設定過去に送信したメールのバックナンバーを閲覧する為の設定を行います。
ログ表示サンプル過去に送信したメールのバックナンバーを閲覧する為のサンプルを表示します。
こちらから実際にバックナンバーを閲覧することも可能です。
ログダウンロードバックナンバーを端末にダウンロードします。
ログアップロードバックナンバーをサーバにアップロードします。
アップロードした場合は既にサーバに保存されているログは上書きされます。
ログ削除バックナンバーをサーバから削除します。
メールヘッダ設定送信メールの本文の前に定型文を挿入する場合に設定します。
メールフッタ設定送信メールの本文の後に定型文を挿入する場合に設定します。

ログイン後の各メニュー内に詳細な使用方法が書かれています。実際に利用する際にはそちらの説明文も参照して下さい。


設置から基本的な利用方法まで
  1. PMail Server のインストールフォルダに「multi」でフォルダを作成します。
    このフォルダは自動で生成されませんので手動で作成してください。

  2. pmman の「サーバ管理」「CGI」タブより「同報メールCGI PMC」で設定ファイルを生成します。(ここでは sample で生成します)

  3. インストールフォルダ以下の multi フォルダに sapmle.ini が生成されます。これが同報メールCGIが利用する設定ファイルとなります。以下関連する送信リスト等は、このフォルダに作成されます。

  4. pmc.exe を設置します。(設置方法は専用CGI設置方法の1〜3をご参照下さい)、ここでは /cgi-bin/ にインストールします。

  5. pmc.exe にアクセスします。アクセス方法は CGI へのアクセス・リンクをご参照下さい。

  6. ログイン画面が表示されましたら、パスワードを入力します。初期パスワードは設定ファイル名と同じになっていますので、sample と入力します。

  7. ログインができましたら、まずパスワードを変更して再ログインを行って下さい。

  8. ログインしましたら「送信処理サンプル」ボタンを押します。「メールアドレス登録サンプル」がありますので「登録メールアドレス」にメールアドレスを入力して「登録する」ボタンを押します。
    キーワード欄がありますが、これは送信を行う際にグループ分けをする機能に利用します。特にグループ分けしない場合はキーワード欄には入力する必要はありません。

  9. 「送信リスト閲覧」ボタンを押し、先程登録したメールアドレスが登録されているかを確認して下さい。

  10. 再度「送信処理サンプル」ボタンを押します。「メールアドレス解除サンプル」がありますので「解除メールアドレス」にメールアドレスを入力して「解除する」ボタンを押します。

  11. 「送信リスト閲覧」ボタンを押し、先程登録したメールアドレスが削除されているかを確認して下さい。

  12. ここまでがメールアドレスの登録・解除処理となります。「送信処理サンプル」の画面では実際に利用するフォームのサンプルHTMLが出力されますので、サンプルHTMLを参考にして利用するフォームへ変更して下さい。

  13. メールアドレスが登録されている状態で「テスト送信」ボタンを押し送信画面に移ります。

  14. 「テスト送信」では送信用パスワードが既に設定されています。実際に利用する場合は、フォーム上の送信パスワードの欄は value="" とクリアしておくことを推奨します。

  15. 「送信キーワード」は送信の際に送信する宛先を分ける為の条件を入力します。サンプルのメールアドレス登録画面に「送信キーワード1」とありますが、メールアドレスを登録する際に送信キーワードを「グループ1」と登録していた場合、ここの送信キーワードに「グループ1」と入力することによりメールアドレスを登録時のキーワード「グループ1」と入力したユーザーへのみ配信が行われます。
    複数の条件を指定する場合は、キーワードとキーワードの間に半角スペースを入力します。
    また、送信キーワードに半角英数で ALL と入力した場合は、条件を問わず登録されている全てのメールアドレス宛にメールの配信が行われます。

  16. ここでは「送信キーワード」に「ALL」と入力して「テスト送信を行う」ボタンを押します。(ここで送信ボタンを押した場合、即時送信が行われます。)何名に送信が行われたか表示が行われ、PMail Server の送信用ファイルが生成されます。
    SMTPを経由せずに直接配信メールが生成されますので、待ち時間は殆どありません)

  17. 実際に送信された内容などは「バックログ管理」から見ることができます。
    メールマガジンなどの場合は、配信したメルマガのバックナンバーとして利用することもできます。


HTMLメールを作成する場合の注意事項