PMailServer2 内蔵Webサーバー
内蔵Webサーバーはいくつかのコマンドと簡易Webサーバーを提供します。
内蔵Webサーバーをご利用の際の注意事項
- 内蔵Webサーバーはサーバー管理者向けに提供するサービスです。一般ユーザー向けに www サーバーとして提供するようには設計されていませんのでご注意下さい。
- 内蔵Webサーバーはサーバーマネージャー内に実装されています。PMailServer2 本体で稼動するのではありませんので実行するにはサーバーマネージャーを起動させておく必要があります。
- マルチドメイン等の機能はご利用いただけません。
- www サーバーのルートはインストールフォルダ内 Docroot 固定となります。変更はできません。
- Win32実行形式の CGI の実行が可能です。
- Perl / PHP の実行は可能ですが、それぞれのパスが c:\Perl\bin\perl.exe / C:\PHP\php-cgi.exe である必要があります。
- あくまでも PMailServer2 用の簡易Webサーバーとしての提供となります。www サーバー自体への機能の追加や要望は受け付けておりませんのでご了承を願います。
- ポート番号
起動する Web サーバーのポート番号を指定します。デフォルトは 8080 ポートです。
通常の Web サーバーが起動している場合は、ポート80以外を指定して下さい。
- 認証用ID / 認証用パスワード
ブラウザからアクセスを行う場合の認証用 ID / パスワードを設定します。未設定の場合は認証は行われません。(非推奨)
- 認証方式
BASIC認証 / Digest認証を選択します。大抵のブラウザはどちらの認証方式にも対応しています。
- Private IP からのみ接続
IPv4 のプライベートIPアドレスからのみ接続し、それ以外の IP アドレスからは接続を禁止します。
https 設定
内蔵Webサーバーを https 対応にします。
対応プロトコルは TLS1.0 以上で、SSL3 以下は対応致しません。
ホスト名には、内蔵 Webサーバーで利用する証明書のホスト名(Common Name)を設定します。
コマンドについて
コマンドは内蔵wwwサーバー内に組み込まれている特殊コマンドです。
起動・停止・再起動・ステータスの確認、及び各プロトコルのメンテナンスモードの移行を行うことができます。
コマンド自体は任意の半角英数字に変更が可能であり、未設定の場合は、該当コマンドは無効となります。
実行はブラウザーから http / https 経由で実行します。
https接続の場合は、正しい証明書でアクセスする必要があります。その為 localhost 又は IP 等でのアクセスはできません。(アクセスする端末の hosts の編集や、内向きDNSサーバー、ヘアピンNATに対応したルーター等が必要です)
例)
http://localhost:8080/status
*コマンドはパスを問わず実行されます。
また指定したコマンドと同じ名前のコンテンツ(ファイル)を置かないようにして下さい。
ブラウザによるステータス実行画面