表題のバージョンをリリースしました。
（諸事情により、1.85a は欠番となっています。）

掲示板やメールで要望を頂いていた機能の追加です。

１）Webmail からメールボックスに直接投稿できる機能を追加しました。

掲示板では、IMAP4 の共有フォルダで。ということでしたが、実装してみましたらちょっと使えるかもしれないということで、受信メールボックス以外のフォルダで利用出来るようになっています。
共有フォルダで利用すれば掲示板の変わりのように利用でき、それ以外でも自分宛のメモ的な扱いにできます。

２）フォワード時のフィルタにメールヘッダ全体を対象にする機能を追加しました。
PMail Server の前に１クッションなにか処理を行う場合（SMTPゲートウェイやアンチスパム系など）ヘッダに特定の文字列が書き込まれるケースがありますが、これらを振り分けたり、別のアカウントへフォワード出来るようになりました。

３）２と若干絡むのですが、ドメインの存在チェックを行った場合、従来はスルーするか拒否するかいずれかの処理しかできませんでしたが、ヘッダにマークを行う処理を追加しました。
マークをする場合に存在しないドメインからの送信は「X-DNSEXISTS: FAIL」がヘッダに書き込まれます。（存在すれば何も書き込まれません）
２と組み合わせることにより、同じく振り分けやフォワードを行うことができます。

ドメインと存在チェックと同じように SPF の結果によっても振り分けが可能となります。

４）Webmail での IPv6 処理の修正

IPv6 のみ、又は IPv6 が優先されるようにネットワーク設定が行われている場合、Webmail 全体の処理が遅くなっていました。
IPv4 依存処理は無いはずだったのですが１箇所だけ、IPアドレスをファイル名として扱う処理が入っており、この部分が原因でした（IPv4 は 192.168.0.1 とファイル名にそのまま利用しても問題無いのですが、IPv6 の表記は fe80::1 のように : が入る為、ファイル名に出来ないです）

更新ペースが遅くなっていて、まだ暫くの間この調子が続いてしまいますが、不具合や要望等には極力対応していきますので問題がありましたらなんなりとご連絡下さい。


更新内容については、ユーザーマニュアルの更新履歴を参照してください。