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静岡県浜松市であれこれソフトを開発している A.K.I Software のブログです。日々の開発日記やサーバー・セキュリティ関連の話題なども掲載。
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小さくも大きくも閉じたりもしません
16/06/23 22:21 / PMailServer2

前回のバージョンは主にメモリ関連の見直しを行って、メモリ消費の最適化と安定性向上を行いましたが、次のバージョンではパフォーマンス向上の為に、Disk I/O 関連の改善を行う予定です。

現時点で改善されている点としては、ログ出力関連です。

PMail Server2 のログ記録はレベル3で通信内容そのものを殆ど記録しますので、高い負荷状態で高レベルロギングがパフォーマンスに大きく影響します。

レベルを最低1または0にすることにより相当な改善は行われますが、なんらかの問題が発生した場合に、その原因を究明するのが困難になる場合があります。

まず、このロギングにキャッシュ機能を設けることにより、この辺りの改善を行っています。

現行の Version 2.28 のパフォーマンスを確認した所、ログレベル3で、SMTP へ同時100接続を行って約 20KB のメールの送信が完了し、サーバー側の処理が終了するまでの時間が約、7.31秒という結果になっています。

これが現時点で、1.54秒程度まで改善されていますので、474% の向上となっています。

ログのキャッシュ機能に関しては旧PMail Serverの頃から導入を考えていたのですが(実際、ある程度は実装済みです。後述により反映はしていませんでしたが)、なんらかの異常が発生した時に頼りになるはずのログが異常によって記録されない。という自体を避けるべく、キャッシュ機能は組み込まれていなかったのですが、最近のバージョンで異常終了することはまず無く、逆に高負荷状態で処理が間に合わずにエラーが出る。というケースが出てきたので、実装に踏み込むことにしました。

場合によっては現在ソフトウェア的に制限している同時接続数を増やすことも検討しています。

ハードウェアの変更(SSD への換装など)の方が高いパフォーマンスを出すことができますが、その前にソフトウェアでの改善を行えば、よりハードウェア換装時の効果も高くなるはずです。

[更新日付:2016/06/23 22:21:39]
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