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静岡県浜松市であれこれソフトを開発している A.K.I Software のブログです。日々の開発日記やサーバー・セキュリティ関連の話題なども掲載。
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《《《 ネットワーク機器の購入は Amazon で! 》》》
Powered by BLOM PMailServer2 Version 2.44a / 2.44b をリリースしました
小さくも大きくも閉じたりもしません
20/12/29 11:15 / PMailServer2

お知らせを投稿するのを忘れておりました。

表題のバージョンのリリースを行いました。

主な変更点として

1)POP3応答を変更。

2.44 で Thunderbird(以下TB)向けに POP3 での認証時の応答を変更しましたが一部環境で不具合が出るということでしたので、元の応答を戻すオプションを追加しました。

元々の変更は、私が知らない RFC にて定義されている方式なのか、ドラフト状態の規格が実装されているか等がわからないまま、TB 側がそういうコマンドを送ってくる。という前提で実装を行いましたので、元に戻すオプションを追加という対応を行いました。

2)TLS通信のエラー処理を変更については、2.44b でも追加された MTA for STARTTLS に関連します。
内部的な変更の為、動作自体には影響しません。

3)Webmail での UTF-8 メールの検索に対応しました。
ただし、正規の手順(正しい MIME)に従って構成されたメールのみとなります。

一部のクライアントが、メール本文のレンダリングに HTML レンダラー(HTMLを解析して表示をするブラウザの根幹機能)を採用している為、テキストメールに HTML を MIME で指定せずに直接記載しているメール等があります。

そういうメールに限って文字コードが指定されていないにも関わらず表示できる。という理由で UTF-8 でエンコードされているケースがありますが、そのようなメールは対象外となります。(たまたま表示されているだけであり、書式としては不適切な為)

4)MTA でのスレッドの強制再起動オプションを追加。

2.44a の段階で実装は終わっていましたが、リリース直前に不具合が見つかった為、2.44b での実装となりました。

稀に、TLS通信等が原因で、特定の MTA スレッドが完全にフリーズし、該当するメールの配信が著しく遅延するという症状をご連絡いただき、サーバー本体で処理を行っている MTA スレッドを監視し、一定時間以上処理が進まない場合に該当スレッドを強制的に再起動を行い、極端な遅延を防ぐ為の機能となります。(特にそういう症状が出ない場合は、有効にする必要はありません)

本リリースが本年最後のリリースとなります。
2.45 については来年1月中にリリースを行う予定です。

コロナ禍で大変なご時世ではありますが、来年もよろしくお願いいたします。

[更新日付:2020/12/29 11:15:52]
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