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静岡県浜松市であれこれソフトを開発している A.K.I Software のブログです。日々の開発日記やサーバー・セキュリティ関連の話題なども掲載。
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Powered by BLOM PMail Server2 memo
小さくも大きくも閉じたりもしません
11/02/10 05:31 / PMailServer2

PMail Server2 Alpha3 をリリースして、ダウンロードされている方も結構いらっしゃいます。
問題無く動いているようでしたらコメントなど頂けると嬉しいです。

あと、PMail Server2 は IPv6 環境が無いと動かせないのですか?というお問い合わせを頂くのですが、IPv6 を有効にしなければ、IPv4 のみで動くようになっていますので、必ずしも IPv6 が必要と言う訳ではありません。

サーバー自体ですが、SSL/TLS関連で少し設定の追加を行っています。

と言っても大げさなものではなく、Submission ポートで STARTTLS と over SSL の切り替えを出来るようにしました。

他のプロトコルと違って、SMTP だけ少し複雑でして
SMTPは Port25 で平文通信と STARTTLS を利用します。
Submissionは Port587 で同じく平分通信と STARTTLS を利用します。
SMTPSは「取りあえず Port465 で」over SSL を利用します。

SMTPS が取りあえずと書いたのは、実は SMTPS は最初こそ、Port465 が割り当てられていましたが実は取り消されていまして現在は別の機能の為に割り当てられています。

うろ覚えですが当時日本では 465 を使っている所が多いから困る。という話が出て「SMTPS は 465 のままで行きましょう」と言ったらしいのですが、IANA が「駄目よ、STARTTLS を使いなさい」って却下された。という記憶があります。

当時「なんで SMTPSだけ駄目?POP3S とかあるのに?」と思ったものです。

前置きが長いのですが、465 を割り当てても一般的な使い方では特に困ることも無いと思うのですが、別のプロトコルが割り当てられている以上、環境によっては問題が出る可能性がありますので、Submission ポートを over SSL で使えるようにした訳です。

ちなみに、なにかと叩かれる Microsoft系メーラーでも、Submission ポートで保護された接続にチェックを入れるとちゃんと STARTTLS を使って通信しますので殆ど使わないとは思います。
しいて言えば、ポート解放の関係などで、587 しか開けられない状況で、STARTTLS に非対応のメーラーを使わなければならないが SSL通信はしたい。というシチュエーション位ですか。

一応、SMTPS の正式なポートが制定されていない以上、なにか対応しておいた方がいいかなという考えです。

[更新日付:2011/02/10 05:31:02]
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