title_parttitle_parttitle_part
静岡県浜松市であれこれソフトを開発している A.K.I Software のブログです。日々の開発日記やサーバー・セキュリティ関連の話題なども掲載。
<< 2024/05 >>12345678910111213141516171819202122232425262728293031
《《《 ネットワーク機器の購入は Amazon で! 》》》
Powered by BLOM PMailServer2 Version 2.50a Memo
小さくも大きくも閉じたりもしません
23/05/12 10:13 / PMailServer2

ようやく(本当にようやくです)まともに時間が取れるようになりましたので、PMailServer2 に時間を取ることができるようになりました。

少し掲示板で DNSブラックリストに着いてお問い合わせをいただいておりましたが、手始めに長らく手を入れていなかった、この機能にいくつか改修を行っています。

1)問い合わせ回数を待ち時間を設定できるようにしました。

元々、これらの値は内部固定(3回問い合わせを行い、待ち時間は1秒)されていましたが、変更をできるようにしました。

多少 DNS サーバー間との通信が上手く行かなくとも確認ができるようにこちらの判断で固定させていましたが、自前の DNS サーバーが LAN上にある場合3回も問い合わせる必要も無いと思われますので、任意に変更できるようにしました。

2)クエリタイプを追加しました。

2.50 で ANY / A / TXT が指定できるようにしましたが、これに加えて A+TXT というタイプを追加しました。

マニュアルにも追記しますが

ANY ワイルドカードで問い合わせの場合に応答があれば、A / TXT の両方が返ってきます。

A ブラックリストに掲載されているか否かの判断だけ行います。

TXT ブラックリストに掲載されている場合に、追加のTXTレコードがあれば、それだけを確認します。
(つまり拒否はしませんが、乗っているかどうかだけは確認できます)

今回、お問い合わせいただいた際にご協力をしていただき、確認をできたのですが、ANY の場合、A + TXT や A + HINFO や TXT + HINFO と応答が違うケースがあるようです。
これは DNS サーバー側の設定や仕様で変わるようです。

この場合、A の応答が返ってくれば拒否しますが、TXT の場合拒否されないということになります。

その為、新しく A+TXT を追加し、まず Aタイプで確認を行い、掲載されている場合は、更に TXT タイプで確認(追加を取得)を行います。

DNSBL の機能だけで言えば A のみで問題ありませんが、仮にその IPアドレスが、本来届かなければならない IP アドレスだった場合に(spamhaus では)その情報についての URL を TXT レコードで応答してくれますので、確認がしやすくなります。

あと、TXT のみについては必要ないと思われるかもしれませんが、うちのように spam メールの収集や傾向を追っているケースだと、確認はしたいが拒否はしなくない。というケースに利用することを想定しています。

spamcop や spamhaus を利用しているのに spam がそこそこ届いてしまう。というケースが今回の件でありそうだということで、近いうちに 2.50a のリリースを行いたいと思います。

[更新日付:2023/05/12 10:13:13]
トラックバックを見る(0)
Log Link [https://akisoftware.com/cgi-bin/blom.exe?akisoft+sl+e306f06479c63739dfb856f92ac914090c753eda]
TB Link [https://akisoftware.com/cgi-bin/blom.exe?akisoft+tb+e306f06479c63739dfb856f92ac914090c753eda]

記事へのコメント

コメントはありません

名前
コメントキー
 
コメントする時はキーを正確に入力して下さい
コメント
アドレスを含んだコメントはできません
© 2008-10 A.K.I Software all rights reserved.