PMailServer2 SMTP用動作設定2

Version 2.48c よりフィルタリングの挙動が変更されています。必ず設定をご確認ください。

総合フィルタとドメイン別フィルタは下記のような順番で処理が行われます。

SMTPフィルタ流れ


  1. サーバーマネージャーを起動します。

  2. サーバ管理タブを開き、SMTP用設定タブを開き、動作設定2を開きます。

  3. preset5b.gif

  4. ホワイトリスト
    ホワイトリストに指定されたメールアドレス(hogehoge@example.com)又はドメイン名(@example.com)からの送信メールについてはフィルタチェックを行わないようにします。誤って正しいメールをフィルタリングされないように設定をします。
    また、頻繁にメールが届くメールアドレスを登録することによりフィルタリング処理による負荷を下げることができます。
    Sender Policy Framework と併用しますと効果的です。

    ホワイトリスト以外からは拒否を有効にした場合、挙動が変わりホワイトリストに登録されているメールアドレス又はドメイン名以外からは受信を拒否します。(送信者の指定の時点で拒否します。)

  5. キャンセルHELOネーム
    SMTP 接続時に、MUA 又は MTA は「HELO FQDNドメイン名」又は「EHLO FQDNドメイン名」を必ず送信する必要があります。
    キャンセルHELOネームでは、この MUA 又は MTA が送信する HELOネームをチェックし一致する場合に接続を拒否します。
    指定にはワイルドカード( ? と * )の他に [] が指定可能です。


  6. キャンセルRCPTTO
    SMTP 接続時に、MUA 又は MTA から指定された RCPT TO: に指定される宛先のアドレス又はドメインに対して制限を行います。 指定にはワイルドカード( ? と * )の他に [] が指定可能です。

  7. 除外ヘッダキー
    ここに指定されたキーがメールヘッダーに含まれる場合、そのメールは SMTP フィルタの対象となりません。

    オリジナルのシステムから送信される場合や sendmail 等の CGI から送信を行う場合に対象とさせたくない場合にヘッダ中にキーを入れることにより対象から外すことができます。
    X-Mailer など一般的なキーを指定しますと SMTP フィルタの意味がなくなりますのでご注意ください。
  8. 接続遅延処理(greet pause)
    SMTP接続が行われる際に指定された秒数だけ遅延を行ってから初期メッセージ(greeting message)の送信を行います。
    また遅延処理中に MUA 又は MTA からメッセージが送信された場合は回線を切断します。
    詳しくは用語ページの greet pause を参照してください。
    また設定された場合でも Submission Port では必要が無い為遅延処理は行われません。