PMailServer2 アカウント追加・変更・削除

インターネットに接続して利用する場合は、まず運営に関する推奨メールアドレスを設定 する必要があります。あくまでも推奨であり義務ではありませんが、出来れば設定しておくことが好ましいです。

サーバー上のアカウントを管理するには、サーバーマネージャーを起動後にアカウント管理タブを開きます。

account1.gif
アカウント作成・変更・削除 戻る

account1a.gif

account1b.gif

初期パラメータ

アカウントの新規作成ボタンを押した場合や、アカウントの変更等を行った際に初期化されるパラメータを指定できます。

メールボックス(スプールフォルダの確認) 戻る
アカウントを選択後に右クリックでアカウント別に設定する項目を編集することができます。

acount2.gif

サブメニューから「ユーザーのスループフォルダを開く」を選択します。
該当するアカウントのスプールフォルダを開きます。スプールフォルダの中はアカウント宛に届いたメールや、メールを管理する為の uidl.txt 、Webmail をご利用の場合は、Webmail 用の各種ファイルが保存されています。

フォワード設定(forward.txt の編集) 戻る
POP Before SMTP 又は、SMTP認証を有効にしている際のフォワード設定の注意事項
Version 1.57a より、フォワード設定が行われたアカウントからフォワード設定が行われているアカウントへの(ローカル同士の配信)配信を行った場合、直接各ユーザーのスプールフォルダへメールを配信するのでは無く、自分自身の SMTP で再度処理を行うように変更が行われています。
この為 POP Before SMTP 又は、SMTP認証が有効になっている場合で上記に該当する配信は各機能の制限がかかるようになりました。

該当する場合は、以下の設定を行って下さい。

forward.txt は各メールボックス内に保存される転送用の設定ファイルです。メールを転送する場合の転送先のアドレスと削除オプションが記述されています。
編集する場合は、上のアカウントリストから編集したいアカウントを指定して編集ボタンを押します。


自動返信(autoreply.txt の編集) 戻る

自動返信

autoreply.txt は各メールボックス内に保存される自動返信用の設定ファイルです。メールを受信した際に autoreply.txt を送信者へ送り返します。
編集する場合は、上のアカウントリストから編集したいアカウントを指定して編集ボタンを押します。
autoreply.txt には下記の置換用のマクロを指定することができます。
  1. 元メールの宛先アドレスは1つだけに置換します。(通常1つのみ指定するので)
  2. 元メールのCCアドレスは複数のアドレスが設定されている場合、カンマで区切って全てのアドレスに置換されます。

自動返信用のホワイトリストとブラックリストについて。

特定のメールアドレスから届いたメールに対して返信を行いたくない場合に設定を行います。
判定は「送信者のプロトコル上でのメールアドレス」に対して「指定された文字列が含まれている場合」にブラック・ホワイト共に該当します。メールヘッダ上のメールアドレスで無いことに注意して下さい。 最後のブラックリストを利用しない設定は「特定の送信者へのみ自動返信を行う場合に利用します」
受信拒否(cancel.lst の編集) 戻る
cancel.lst は各メールボックス内に保存される受信キャンセル用の設定ファイルです。サーバがメールを受信した際にcancel.lst 内に書かれているアドレスもしくはドメイン名が一部でも含まれている場合は相手にそのアドレスのユーザーはいないとサーバが応答をします。受信自体も行いませんのでメールの内容は完全にわかりません。
編集する場合は、上のアカウントリストから編集したいアカウントを指定して編集ボタンを押します。

アドレスエイリアスを利用している場合は変換後の設定が適用されます。またメールヘッダに記載されている From: と SMTP コマンドでの MAIL FROM: は必ずしも一致しない場合があります。ヘッダ内の From: と比較する場合は、SMTPフィルタにて設定を行って下さい。


IPフィルタ / 読取許可用 / ホスト名ブラックリストの設定(uipfilter.ini / readipfilter.ini / hostblacklist.lst の編集) 戻る

PMailServer2 Pro / Pro + IMAP4版のみ利用可能

uipfilter.ini はアカウント単位で設定ができる IPフィルタです。
PASS/REJECT 方式で、REJECT に該当した場合は、該当アカウントへの送信の際に、Unknown User を返します。

readipfilter.ini はアカウント単位で設定ができる読取許可用の設定です。
IP フィルタと同様に指定したIPアドレスから読み取り許可(デフォルト)又は禁止を行うことができます。
読み取りが許可された場合は、POP3/IMAP4 でメールの読み出しを行うことができます。禁止されていた場合はログイン等は出来ますが、メールの読み取りを行うことはできません。
(フィルタに該当しない場合は読み取り可となります)

hostblacklist.lst はアカウント単位で設定ができるリモートホストからのアカウント隠蔽処理です。
指定したホスト名から宛先として指定された場合、No such user here 応答をします。


サーバー全体に適用するフィルタチェックと同等の設定ですが、挙動が違います。

uipfilter.ini の機能の目的として「spam サーバーなどにメールアドレスが生きていることを知らせない」為にあります。
その為、宛先を指定した時点で拒否を行う為「ヘッダにマークする」等は行えません。
接続自体をキャンセルする場合は、サーバー全体に適用するフィルタチェックを利用して下さい。

readipfilter.ini の目的としてパスワードはどれほど複雑にしても 100% 防げない点から見て、パスワードが破られた場合でもメールの読み取りを出来なくさせる為です。

サーバー全体に適用するフィルタチェックと同等の設定ですが、挙動が違います。


UIDL更新 戻る
指定されたアカウントの uidl.txt の更新を行います。
サーバーの稼働状況問わず、UIDL整理が行われ、また該当するメールボックスをロックして処理が行われます。

alias.txt / from_alias.txt / rcpt_alias.txt の編集 戻る
alias.txt は SMTP 受信時のアドレスを PMailServer 内の別ユーザーアカウントにユーザーチェックが行われる度に切り替えるの為の設定ファイルです。
編集は
<受信アドレス>,<変換アドレス>
と2つのアドレスを , (カンマ)で区切って指定してください。

以下のようにご利用できます。

例1)
PMailServer に設定したアドレス1 : user@example.com
PMailServer に設定したアドレス2 : user2@example.com
設定
user@example.com,user2@example.com

また、受信アドレスと変換アドレスのエイリアス部分に * (アスタリスク)を指定することによりワイルドカードとして指定することができます。
設定
*@example.com,*@mail2.example.com
user@example.com で指定されたメールアドレスは全て、user@mail2.example.com としてドメイン部分のみ切り替えが行われます。

外部から user@example.com 宛のメールが届くと、user2@example.com と見なして以降の処理を行います。

注意1:変換アドレスが存在しない場合などは、相手側には user2@xxxx.jp が存在しないと応答が返ります。
注意2:変換アドレスが管理アカウントで無い場合は送信者を外部へのアドレスの指定とみなし、spam 扱いにある場合があります。
従って、メールの転送などの用途にはご利用出来ませんので注意して下さい。またメールボックスの共有などはメールボックスの指定で設定を行ってください。

from_alias.txt と rcpt_alias.txt (PMS2 のみ)
書式は alias.txt と同じですが、from_alias.txt は SMTP で MAIL FROM: で指定されたアドレスを指定された時に1度だけ単純置換します。
同様に rcpt_alias.txt は RCPT TP: で指定されたアドレスが対象となります。


アカウントのインポート、エクスポート機能 戻る

データのインポート方法

account3.gif