フィルタエディタ使用方法

フィルタエディタは、PMailServer2 製品版に実装されているSMTPフィルタ機能の為のフィルタデータの作成や、eml 形式のメールファイルに対して検索などを行うツールです。


ファイルメニュー

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オプション

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フィルタ一覧

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登録されているフィルタの一覧が表示されます。
EXEC 以外のフィルタはこちらから登録を行います。また、MULTI/POINT は専用の登録フォームが別途開きます。(フィルタ番号とフィルタ名を入力後に MULTI/POINT を選択し登録ボタンを押します)
ZIPSHA1 を選択した場合は、チェック対象となるメールサイズの上限を設定する欄が表示されます。


フィルタ登録画面補足

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POINT タイプはフィルタルールと補助ルールの2つのルールに適合した場合に指定されたポイントが加算され、合算されたポイントが合計ポイントを越えた場合にフィルタリング処理が行われます。
フィルタルールは通常のフィルタタイプと同じ内容となります。
補助ルールは、通常のフィルタでは判断できない内容をチェックします。


バイナリフィルタ作成

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バイナリ形式のフィルタを作成する為の機能です。ファイルメニューから「ファイルを開く」を指定しフィルタリングしたいファイルを指定するとバイナリ形式でファイルの中身を表示します。
フィルタリングする箇所を指定して(指定方法のコツは「よくある質問と答え」ページに記載しています)連続して行を指定して下さい。連続していない場合はメッセージが表示され登録が行われません。

バイナリでウィルスやワーム用のフィルタデータを作成する場合は、ウィルス対策ソフトを販売している会社からソフトを購入してウィルスやワームかどうかを調べてから作成するのが確実です。
ウィルスをメールから取り出す際には細心の注意をして下さい。(フィルタデータ作成の為に感染しては本末転倒になりますので)


イメージフィルタ作成

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画像に対するフィルタを作成する為の機能です。「画像の読込」又は「EMLから抽出」を使いフィルタ対象としたい画像ファイルを読み込みます。(読み込める画像形式は Jpeg/Gif の2種となります)
EMLから抽出はメール中に埋め込まれている画像の読込を行います。HTML メールで画像が外部にリンクされている形式はイメージフィルタでフィルタリングを行うことはできません。

●イメージフィルタの作成方法

  1. 画像の読込又は EML から抽出を使って、画像を読み込みます。
  2. 読み込まれた画像(ウィンドウ左)上でドラッグ&ドロップで抽出範囲を指定します。
  3. 対象の画像の特徴を捉えるような形で2値化値の数値を変更します。横のスライダーを使うとリアルタイムに変動します。
  4. しきい値を指定します。目安としては 80〜95を指定します。
  5. フィルタとして登録を行います。

●イメージフィルタの作成 Tips


直接編集

フィルタファイルを直接編集して保存することが出来ます。
メール検索

指定されたフォルダからキーワードとフィルタタイプに従って検索を行い処理を行います。

除外フォルダは Spool 検索対象フォルダ(またはサブフォルダ)に指定された名前が含まれる場合に そのフォルダの検索を行わないようにします。全てのフォルダを検索する場合には設定を行わないで下さい。


簡易ビュワー

指定されたフォルダにある拡張子 eml のみを指定しメールの内容を閲覧します。
trash フォルダの中に捨てられたメールを確認したりする場合に利用してください。
検索フォルダにメールを検索するフォルダを指定し、左側の検索ボタンを押しますと下のリストにファイル名が表示されますので、ファイル名をクリックしてください。
右側の上部はメールのヘッダが出力され、下部の Text にはメールのテキスト部、HTML には HTMLメールだった場合、又は MIME により HTML が埋め込まれている場合に表示されます。

右クリックでオプションメニューが開きます。


ZIPビュワー

ZIPファイルを指定して圧縮ファイル内のファイル名及びサイズと圧縮形式、CRC32 を取得します。
ファイル名は、ZIPEXT を設定する際に、CRC32 は ZIPCRC32 を指定する場合に利用します。


ログ解析



指定されたフォルダにある PMailServer2 の SMTPログからフィルタへの一致数を集計します。

フィルタリングテスト

ファイルメニューの中に「指定ファイルにフィルタチェックを行う」と「指定フォルダにフィルタチェックを行う」があります。これは実際にファイルを指定してフィルタリングを行い一致するかどうか(フィルタに引っかかるかどうか)をチェックします。