PMailServer2 インストール前の確認
PMailServer2 はシングルプロセスモードとマルチプロセスモードがあります。注意点としては、必要以上に大きな接続数を設定しないで下さい。
仮に最大同時接続数を 100 と仮定した場合に SMTP/POP3/IMAP4 の各接続を 100 とした場合、1つのプロセスで全てのプロトコルを処理するには荷が勝ちすぎています。特に PMailServer2 は初期の頃と比較して機能が増えプロセスで利用されるメモリ消費量が増大しています。また現状では 32bit アプリケーションとして開発されている為、1プロセス辺りで処理が可能なセッション(接続)に限界があります。(これは 32bit/64bit OS のどちらにもある制限となります。その為1プロセス辺りの限界を大きくすると Windows側のリソースを消費し処理できなくなります。また同一サーバーで運用されているアプリケーションなどにも影響され、また影響を及ぼす場合があります)
小規模で運用される場合は特に注意する必要はありませんが、ある程度の規模で運用される場合は事前にシングル・マルチを選択して同時接続数がどの程度になるかを予測してからプロセス動作モードを決定して下さい。
尚、大規模向けのエンタープライズ版については起動できるプロセス数に制限はございません
PMailServer2 をインストールするフォルダを作成します。スペースや日本語を含まないパスへインストールを推奨します。例 c:\pmsrv\
作成したフォルダへ pmman.exe と pmservice.exe をコピーします。
サーバーマネージャーを実行します。(pmservice.exe はサービス型実行ファイルですので直接起動出来ません)
PMailServer2 をサービスとして登録を行います。サービスへの登録方法は「サーバ管理」-「ステータス」
を開き「サービスをインストール」ボタンを押して下さい。OS へサービスが登録されます。
コマンドプロンプトからサービスのインストールを行う場合は、pmservice.exe があるフォルダへ移動し「pmservice /install 」と打ち込んで下さい。
サービスを開始する場合は「サーバ管理」「ステータス」を開き「サーバを開始」ボタンを押します。
サーバーステータスが「稼動中」になれば正常に実行されました。
ステータスがエラーなどになった場合は、正常に開始できなかったことを意味します。
多くの場合はサービスがインストールされていない場合や、サービスが完全に終了していないにも関わらず開始した場合に発生します。またサービスの開始は「管理ツール内」の「サービス」から開始することも出来ます。
Version 2.35b 以前にインストールを行っている場合は、一旦サーバーを停止しサービスをアンインストール後に再度インストールを行うか、管理ツールのサービスにある PMailServer2 のサービスのプロパティから回復タブで設定を行う必要があります。
サービス(PMailServer2 本体)がなんらかの理由によりクラッシュしサービスが停止した場合に自動的に復旧を行うオプションです。
本機能は Windows Service Controller の機能を利用しますので、管理ツールにあるサービスからオプションを変更することが可能です。
上記は回復オプション無しでインストールを行った場合の設定となります。
なんらかの理由によりサービスが停止(クラッシュ)した場合、手動にてサービスを復旧する必要があります。
上記は回復オプション有りでインストールを行った場合の設定となります。
なんらかの理由によりサービスが停止(クラッシュ)した場合、指定した時間(デフォルトで1分)後にサービスの再起動が行われます。
Version 2.32 よりタスクトレイへの常駐を行わせないようにすることができます。
タスクトレイへの登録を禁止する場合は、サーバーマネージャと同じフォルダに notrayicon.txt というファイルを作成して下さい。(内容は確認しませんので、0byte のファイルで構いません。)