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サーバーマネージャーに signtool.exe でコードサイニングしてみたが・・・
15/01/12 22:18 / PMailServer2
PMail Server2 のサーバーマネージャーを起動させると、こんな画面が必ず表示されます。
今更ではありますが、Vista から署名が行われていない場合に表示されるコードサイニングというものが出す警告です。 (コードサイニングは Windows 2000 の頃からありますが、警告を出すようになったのは Vista 以降だったと記憶しています) 以前、ユーザーさんから「このダイアログがいちいち出るのが面倒です」とお問い合わせを頂いたことがあるのですが、コードサイニングの証明書を取得するのに年間ウン万円かかるので、売り切り形式の PMail Server2 では導入するには少々コストが高いです。 で、これを自前で署名できないかなと考えていたのですが、Visual Studio や Platform SDK の中に signtool.exe という物がありまして、これで署名を行うことが出来るようです。 signtool の使い方 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/vstudio/8s9b9yaz.aspx OpenSSL とか、Plastform SDK の中にある makecert などを使って、pfx ファイルを作ります。 (pfx 形式と p12 は同じ形式なので、PMail Server2 のマニュアルの中にある自己証明書の作成方法で作った p12 でもそのままいけます) こんな感じで実行 signtool.exe sign /f [pfx 又は p12ファイル] /p [パスワード] /v [実行ファイル] signtool.exe sign /f example.p12 /p 1234 /v example.exe でいけました。 コードサイニング前のファイルのプロパティ コードサイニング後のプロパティ デジタル署名という項目が追加されています。 署名時刻は利用不可になっていますが、これはタイムスタンプサーバーが利用できないと設定できません(多分) 内容的には「誰が署名して連絡先はこれで(いつ署名したか)」ってことになります。 証明書を表示するとこんな感じです。 akisoftware.com になっているのは、SSL/TLS 通信のテスト用に作った p12 ファイルを流用しているからです。 当然ですが、自己証明ですので(外からは)信頼されている訳がありません。 それでもいいよということで証明書のインストールを選択すると、こんな警告と共にインストール自体は可能です。 これで無事に警告でなくなります。 (それが自己証明である危険性は踏まえた上でですが) ・・・あり? そうでした、そうですよ。 サーバーマネージャーはサービスコントロールマネージャー(SCM)にアクセスする為、どちらにせよ管理者権限が必要となります。 これはコードサイニングをしても同じです。 警告が出なくなった代わりに、変更を許可するかのダイアログが出るだけです。 結局の所、うちの場合は怪しい証明書をインストールするだけのまったく意味の無い作業になってしまいました。 見た目は、ちゃんとしたアプリに見えるようにはなりますが(^-^; 2.19a でステータスモニターの追加だけでは寂しいので次のバージョンで仕込んでみようかなと思いましたが止めました。 まだ当面の間コードサイニングは保留ですね。 100年分くらい前払いしてやるわー!くらいレジストがあったらやってみるかもしれません。(笑) [更新日付:2015/01/12 22:18:59]
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