普段から指定が無ければ主に Delphi という言語を使って開発を行っているのですが、マイナーとまでは言わないにしてもC言語のようにメジャーでもありませんので、回りで 趣味ではいらっしゃるのですが 仕事で Delphi を使って開発を行っている人がいません。
そう言った事情もあり、コーディングスタイルは悪く言えば独特、もっと悪く言えば適当でした。

良いお手本。

procedure MyProcedure;
var
  count : integer;
begin
  for count := 0 to 10 do
  begin
    if count = 5 then
    begin
      MySubProcedure( count );
      MySubProcedure( count + 1 );
    end else
      MySubProcedure( count );
  end;
end;

私の場合。

procedure MyProcedure;
var
  count:integer;
begin
  for count:=0 to 10 do begin
    if count=5 then begin
      MySubProcedure(count);
      MySubProcedure(count+1);
    end else MySubProcedure(count);
  end;
end;

ブロック文のネストが適当。詰めて書く。コメントを一切書かない。

もっと悪い私の場合。

procedure MyProcedure;
var
  count:integer;
begin
  for count:=0 to 10 do begin
    if count=5 then BEgin
      MySubProcedure(count);
      MySubProcedure(count+1);
    End ELse MySubProcedure(count);
  end;
end;

悪い例に加えて、大文字小文字が区別されないことをいいことに関数のように頭を大文字にしてみたり小文字にしてみたり、大文字が並んでいて見たり。適当すぎます(^-^;
それに加えて１本のソースの中に延々とコードを書きつづっています。
この blom も Delphi で開発しているのですが、プロジェクト１本、本体ソース１本で 15,000行くらいです。

C言語では割とまともなコーディングスタイルなのですが Delphi / Pascal は慣れもあってこんなんです。

そしてとうとう、他人にソースを見せなければならない日が来てしまいました。受注開発の場合は渡せる範囲でソースコードも渡すのですが、多くの場合先方に Delphi を読める人がいないので気にしていなかったのです。
が、今度は Delphi が読める人です。こんな独特なスタイルで書いたコードはとても恥ずかしくて見せられません。

そういう訳で先日からスタイルの矯正を行っているのですが、矯正が進むにつれて今度は昔書いたコードが気になってきます。コアなライブラリなどは手を加えることが無いので別に修正する必要は無いのですが（逆に正しく動いているコードを触る方が危険。）ついつい昔のコードを開き、気が付くと矯正後のコードスタイルに書き換えています。よなべして（笑）

しかし Pascal / Delphi 歴xx年なのに、スタイルを矯正することになるとは思っても見ませんでした。
基本は大事ってことですね。（コメントは相変わらず書かないのですが・・・）