iPad の購入目的の一つに自宅のＰＣやサーバーのリモート管理を広い画面で行いたいと言うものがあります。

iPod Touch の頃から Mocha VNC というソフト無料版（Lite版、機能制限有りで無料）を使っていたのですが・・・

１）右クリック出来ない。（有償版は出来る）
２）スクロールが出来ない。（有償版は出来る）

と若干不満がありました。
（右クリックについては、無理矢理右クリックするソフトを作って使っていたのですがやっぱり不便）

そこで App Store を物色していましたら、PC Access と言うソフトがあり、価格の廉価（\115）な事から購入してみました。


iPad から起動した所。


接続先リストです。この画面では既に２つ設定済みです。


設定内容は少ないです。Display という項目がありますが、UltraVNC サーバー側で設定する Display 番号です。
（ちなみに、VNCというと RealVNC が有名なのですが、このソフトは UltraVNC にしか接続出来ません。RealVNC には Display 項目は無いはずです。）


設定が終わりましたら、早速ファイルサーバーとして使っている Windows 2000 に接続してみます。
Windows 2000 側は 800x600 の解像度にしてありますので、若干枠があります。右下に 1x 2x Fit というボタンがあり、Fit を選ぶと、縦横のどちらかに併せて拡大縮小します。
タッチで左クリック、２本指で解像度が iPad を超えている場合（1024x768）に画面スクロール。
左右にある、マウスのボタンを押しながらタッチで右クリックです。ソフトウェアキーボードから日本語入力も可能です。（要UltraVNC サーバー側の設定）


左下にある星印？マークをタッチで、カーソル移動キー関連のオプションが出ます。カーソルボタンをタッチでカーソルの移動が可能です。


もう１個のボタンで特殊キー（Ctlr / Alt 等）の送信が出来ます。

Remote Desktop と違って VNC はデータ通信料が多いので重いのですが、LAN + Wi-Fi でやる分なら余り気にしなくても良いレベルです。あと Remote Desktop はログイン先の解像度を変更出来たりするので便利には便利なんですが、画面が切り替わったりするのが嫌いなので、VNC 系を使っています。

余り不満は無いのですが、ソフトウェアキーボードの切り替えをしたりすると時々画面が真っ黒になって反応が無くなったり、画面半分消えたりする不具合があるようです。
（おそらくメモリが足りなくなっておかしくなる。iPad 自体がメモリ少ないのでしょうがないかな、と。バージョンアップで修正されるのを期待します。）

iPhone / iPad で VNC 系ソフトは割と沢山あるのですが、価格安くてヘビーに使わないのであれば、これくらいで十分かもしれません。