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静岡県浜松市であれこれソフトを開発している A.K.I Software のブログです。日々の開発日記やサーバー・セキュリティ関連の話題なども掲載。
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Powered by BLOM PMailServer2 Version 2.51b(仮) Memo
小さくも大きくも閉じたりもしません
23/09/12 00:33 / PMailServer2

基本的に動いている箇所に手を入れることは余り無いのですが(手を入れたくないとも言います)DNS 処理周辺などに手を加えています。

主にパフォーマンス改善になります。

とは言え DNS 自体は大きな変化は無く、ベースはもう20年近く前に作ったものになりますが(途中 IPv6 に対応したくらい)今改めて見ると、結構無駄な処理が・・・

TCPへのフォールバック処理など無駄が多すぎましたので、この辺りを大幅に改善し、レスポンスの向上を行いました。

UDP側も PMailServer2 本体に合わせてチューニングを行ったので、レスポンスが向上しています。

DNS は SMTP でも MTA でも利用しておりますので1つづつは僅かな向上ですが、トータルで見ると結構良い感じに仕上がっています。

ついでに DNSSEC などにも対応しようかと思いましたが、また今度に。


次に SPF についても変更が行われます。
DNS 関連の改善に手を入れたのも SPF の改善があった為です。

まず大きな点としては Cache の扱いが変わります。(確定)
2.51a でキャッシュ機能が効かなくなっているのも、これが理由となります。

従来は DNS から取得したデータを展開した上でキャッシュしていましたが、これを DNS から取得した SPFが書かれた TXTレコードそのものを保存するように変更しました。
これに伴い INCLUDE や REDIRECT で指定された URL 先も個別にキャッシュするようになっています。
その変わり「SPFデータが無い」という情報は記録しないようにしました。

従来の方法でも良かったのですが、そもそも SPFの解析にかかる時間は微々たる物で数msというレベルですし、パフォーマンスに関わるのは DNS への問い合わせそのものですので、こちらの方がわかりやすいという判断です。

SPFデータ無し(.nospf)については、前述のパフォーマンス改善と、SPF/SenderID 実装当時と比べて SPF 未設定というサイトがかなり減った為です。

あくまでも当方のサーバーでの結果となりますが、SPFを設定していないサーバーの大半は spam サーバーだったりしますので、その為にファイルが増加するのも馬鹿らしいという判断もあります。

現在、2.51b のテストを行っている最中ですが、9月中に 2.52 のリリースを行う予定ですので、2.51b 自体のリリースを行うかは未定ですが、次の更新内容としてはこんな感じになります。

あと、2.51a で Webmail 関連に結構手を加えております。
いくつか制限なども増えていますので、もし問題がある場合は、ご連絡いただければと思います。

[更新日付:2023/09/12 00:33:02]
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