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静岡県浜松市であれこれソフトを開発している A.K.I Software のブログです。日々の開発日記やサーバー・セキュリティ関連の話題なども掲載。
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小さくも大きくも閉じたりもしません
11/11/22 09:53 / 太陽発電&節電

ここ2,3日毎朝就業前に、発電量を見たり調整して一通り実動作確認が終了しました。

■テスト1日目

朝になりリレーが ON になりましたが、即効で切れます。
暫くするとまた ON になってすぐに OFF に。
予想はしていましたが、見事にパコーンパコーンと五月蠅いので PV-1230 の低電圧復帰電圧を 12.5V から 13.0V に調整。

発電量では無くバッテリーの電圧でリレーが on / off されるので復帰電圧にはなったが、発電電力が消費電力を下回っており、またバッテリーがある程度充電されている訳ではありませんので、すぐに使いきってしまい OFF になってしまいます。

要は低電圧復帰電圧に達した場合に、消費電力が太陽発電量を上回っている場合(うちの場合はサーバーなどなどで 70W 〜 90W)あっという間に下がり、リレーが OFF になってしまう訳です。
確実に行うのであれば、発電量が指定した数値を超えた場合にリレーが ON になるようなものが好ましいのですが、残念ながら PV-1230 にはそんな機能ございません。

電圧が 12.5V を超えた上で、電流が 7.2A を超えた(90Wの場合)場合に ON になる。という回路があれば良い訳ですが、そんなものまだ作れませんので、とりあえず復帰電圧を 13.0V に上げた訳です。

■テスト2日目

朝になりある程度明るくなりましたが、リレーは ON になりません。予定通りです。
夜が明け、リレーが ON になるまで商用電源での運用となりますが、この間の発電量はバッテリーに充電していますので無駄にはなりません。

9:30 位に ON になりインバーターからの供給に切り替わりました。
しかし、30分くらいでリレー OFF に。暫くするとまた ON になりました。まだ発電量が足りていないようです。
ノートPCを使うと合計 100W くらいの消費になるので、それが影響していたようです。
ということで復帰電圧を 13.5V に更に変更。
ついでに低電圧確認用に作ったLEDをパイロットランプとして流用するべく LY2 に装着。

■テスト3日目

大丈夫になりました。これで自動切り替えに任せても大丈夫そうです。
ただ、日照時間が短くなったとは言え、一番短くなるのは冬至ですので(12月22日前後)その時に合わせておけば、年間通して大丈夫になると思います。
無論天候で左右されますが、チャタリングするようなレベルでなければ良いでしょう。

でも、やっぱり完全にするには発電量での on / off をしなければなりません。
ちょうど勉強中のコンパレータ回路を使って電圧がXvolt以上になったら ON にするは出来そうです。
電流は分流回路を使って電圧にできれば、同じくコンパレータ回路で確認できそうです。

理屈はわかりますが、実際どう組めばいいんでしょうって問題は残りますが(^-^;


出来あがった写真を知人の電気屋さんに見せたら「大げさな物(S-N21)を使っているなぁ」と言われてしまいました。orz
しかし

100VAC 10A = 1000W 以下なら LY2 だけで良いよ、1000W 以上使う(100VAC 20A = 2000W)なら正しい。
インバーターが 700W なのでソーラーパネルを使っている時は 700W 以下で使う。商用電源の時は他にも機器を繋ぐ(10A以上)こともあるって事なら、ちょっとオーバースペックだけど安全確実なんじゃない?

と言うことでした。
とりあえずまったく無駄では無かったようです。

あと、SK-700 には節電モード(待機電力を下げる。無負荷時は 1.25A(15W)を消費しますが、節電モードになると、0.25A(3W)まで下がります)があります。
商用電源の最中でも、SK-700 が ON になっていると、15W 消費してしまいます、SK-700 はバッテリーに直結していますので、夜間の間も無駄に消費してしまう訳です。

ということで、節電モードにしていたのですが、どうも即座に ON になる訳では無さそうです。(消費電力が 15W 以上になったら復帰するという設定)
復帰に5秒くらいかかる場合がありました。

ってことで、機器の前に UPS を入れておいたのも正解のようです。
たまにピーピー五月蠅いですが、瞬断でサーバーが不安定になるのは困りますから。

最後に2日分ですが、発電量は 55.5A / 56.5A と最高記録をマークしました。
56A として、浜松の 11月の年間平均日照時間は164時間。
30 で割って、1日辺りの日照時間は 5.46時間。
1時間辺りの太陽発電での消費電力は 10.25A = 123W
インバーターの効率が 0.89 なので、1.11倍して 136.53W
パネルの総量が 240W ですので、全体の効率は 0.56 になりました。(切替機付ける前は 0.4 くらいだった)

これはソーラーパネルの効率では無く、パネル容量から配線等のロスを含めた、消費電力の効率ってことです)
無理に消費しなくても良いですが、天気の良い日中であれば、もう少し消費電力が増えても問題無さそうです。

[更新日付:2011/11/23 22:22:00]
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