あれだけオーバーホールしたにもかかわらず調子が戻らないバンディット号です。
いい加減治って欲しいのですが愚痴を言っても治る訳がないので、フロート交換です。
フロートは１個 \2,100 もしますので４個で \8,400 です。結構痛い出費かも・・・


キャブレタのドレンを緩めてガソリンを抜くときはホースで繋ぐと便利です。ホースは水槽用のホースが丁度ぴったり合います。仮の実油面チェックにも使えますので用意しておくといいです。


タンクを降ろした際に地面に置くとガソリン口が汚れたり傾いているとガソリンが漏れたりしますので、ちゃんと置いておきます。１００均で買ったお風呂用の入れ物です。
タンク降ろさない時はウェス入れにしています。


（キャブバラシは省略）
フロートを全て新品交換しました。驚きの白さです。
右下にある古いフロートと比べると、どれほど変色していたかわかります。

（組み付け省略）

スロー系の穴を全て再チェックした上で再度組み上げます。
バンディットのフロートは油面調整出来るような物じゃないので（新品といえど、あの薄い板を曲げて調節は難しすぎます）そのまま組み上げた上で取り付けて仮の実油面チェックで揃っているかだけを確認します。油面も問題無いようなので暫くPRI状態（GJ77AのタンクはPRIがありませんがコックのネジを取ればPRIにできます）にしてセルをキュルキュルキュル・・・ゴゴゴゴゴゴ（そんな音はしない）

念の為、再度同調を取り、パイロットスクリュも標準の 1 + 1/2 回転から少し調節。
レーシングをして取りあえず回ることを確認していざ出発。

おぉ！調子が良・・・いか？・・・あれ？？
以前に比べれば確かに良くはなっているのですが、完全とはとても言い難い状態です。特に１速3,000rpm〜4,000rpmのトルクの山がダメダメです。

調子の悪い回転数に固定して数百ｍ走った直後にエンジンカット。プラグの状態を見ると少し薄めのようで碍子も電極も少し白いです。
濃くしようとジェットニードルのクリップ位置を標準である２段目にしてみます。

まったく走りません・・・(T_T
濃すぎるようです。それではとワッシャーを１枚挟んで１．５段？にしてみます。


相変わらず走りません・・・
プラグを見るとかぶってはいないのですが真っ黒でくすぶり状態です。

今回フロート交換をして残りの交換していないキャブのインターパーツは残すところ
・フロートバルブ＆シート（段付きも無くＯリング新品）
・ダイヤフラム（やぶれ＆柔軟性に問題無し）
・ジェットブロック（交換不可）

ドノーマル状態に戻しているのに、標準設定でまったく走りません。どうなっているんでしょう・・・

プラグはキャブオーバーホール前に新品にしていますが、その後あれこれやっていますので、念の為プラグを再度新品にして再度セッティングにチャレンジしてみます。

４発とも火は入っているし、キャブのセッティングを替えると調子が変わるのでキャブだと思うのですが・・・
これでキャブじゃ無かったら笑えません。