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静岡県浜松市であれこれソフトを開発している A.K.I Software のブログです。日々の開発日記やサーバー・セキュリティ関連の話題なども掲載。
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Powered by BLOM DENRYO SK-700 vs Power Tite FI-S703A
小さくも大きくも閉じたりもしません
12/10/10 00:49 / 太陽発電&節電

意外と FI-S703A のレビューなどが無かったので、数日間使ってみた感じで、比較レビューしてみます。
カタログスペックで見られる内容に関しては省略します。

(SK-700 については色々と思う所がありますが、出来るだけ客観的に行きます。)

●大きさなど。

先日のブログでも書きました通り、FI-S703A の方が大きいです。
全体的に大きいのでは無く、おそらく前面にあるコンセントでは無い電源の取り出し端子と後面にあるリモート用の端子がある為に、FI-S703A の方が若干長いと言う感じです。

重量は FI-S703A の方が重いです。
カタログスペックでは FI-S703A 3.6Kg に対して SK-700 は 2.7Kg と 900g ほどの違いがあります。
壁などに取り付ける場合、約1Kg の違いは結構ありますので注意が必要です。

●性能

スペック上での効率は 87%(SK-700) と 89%(FI-S703A) と若干 FI-S703A の方が高いのですが、気になるレベルではありません。
どちらも極普通に使える正弦波インバーターです。
オシロなどは持っていませんので、波形がどれほどかはわかりませんが・・・扇風機などモーターを駆動させる物でも特に異音も無く使えます。(波形や周波数がずれている擬似正弦波では異音が出たりします)

●機能

基本的な機能は同じですが、リモートでの on / off 回路が自作できるという意味では FI-S703A の方が便利です。
特に 12V 印加での on は車載した時にイグニッションとの連動を考慮されているので、キャンパーなど車載前提の場合は FI-S703A の方が良いかもしれません。

このリモート機能ですが、この機能自体を本体前面で on / off することができますので、イグニッション off の時に FI-S703A を on したい場合は、スイッチの切り替えで変更できますので、心配はありません。

特にこのクラスのインバーターになりますと、特に接続した機器を on にしていない待機状態でもそれなりに電力を消費しますので(どちらもセーブモードがあり、待機電力を抑えることはできます。SK-700 については問題ありですが)インバーターを off にするのを忘れてバッテリーを無駄に消費することが無い点を見ますと、便利な機能です。

●使用感

静音性ですが、どちらもファンが回るとそれなりに煩いです。
TVの近くに置いてあると気になるレベルです。

またどちらも温度で回転数を制御されている訳では無く、on / off だけの切り替えですので、100W 位の消費電力になるとほぼ on になると考えても良いです。
きもち SK-700 の方が on になるタイミングが遅いかな?という感じがします(わずかですが)

どちらもアルミボディに空冷ファンという構成ですので、密封した空間での使用はちょっと怖いです。
(ちょっと検索してあちこちのサイトで見ていた時、車載する際にバッテリーボックスの中に一緒に入れていたり、蓋したりしているのがあって、大丈夫なんかな、と心配したり。ダクト穴があればOKだと思いますが)

接続端子は 14sq が十分入ります。22sq はギリギリかなぁ?(ケーブルはOKですが、アルミ端子が)

●全体的な評価としては

SK-700

手動で利用する場合は大きさや重量的には小さいので良いと思います。
ただし連動させるなどは、別売りのオプションなどが必要となりますので、そういうことを将来的に行う予定がある場合は、今一つです。
あと、大容量ディープサイクルバッテリーを利用する場合、入力電圧が 15.0V までですので、注意が必要です。

後継機種?の SK-700WR ならば 17.0V まで対応しています。

ぶっちゃけ 15.0V を超えると即保護回路が働く訳ではありませんので、少し超えた程度であれば良いですが、16.0V で長時間充電などの場合は、お勧めできないんじゃないかと思います。

FI-S703A

連動前提であれば、こちら一択です。
オプションも必要無く配線だけで連動が可能です。
上記で書いた大容量ディープサイクルバッテリーなどを利用する場合も、入力電圧が 17.0V まで対応していますので問題なしです。

ただ、若干長く重量もありますので、その点は注意です。

FI-S703A のマニュアルにも、船舶に対してですが、振動の多い所での利用は、振動対策が必要ですとちゃんと書かれております。
重量もありますので、がっちりと取り付けると車載した時など、振動がモロに来て故障の原因にもなりやすいと思います。

価格面では、実売価格ではほぼ同じです。
安いお店を探せば若干 SK-700 の方が安いかなという感じですが、\2,000 〜 \3,000 位の差で収まっています。

余談ですが入力範囲が広いという SK-700WR は 9.5V 〜 17.0V と確かに広いのですが(SK-700 は 10.5V 〜 15.0V、FI-S703A は 10.5V 〜 17.0V)、普通の鉛バッテリーなどでは 9.5V は回復が難しい深放電レベルですので、DIY 的には意味無いかな、と。
余り価格は見ていないのですが、確実に SK-700 よりも高いですしネ。

[更新日付:2012/10/10 00:49:14]
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