Windows 8 コンシューマプレビュー版（以下 Win8CP)が公開されました。

W500 に Windows8 ディベロッパープレビュー版（以下、Win8DP)をインストールして使っているのですが、期限がありますので、早速インストールしてみます。

コンシューマプレビューは、以下の URL からダウンロードできます。Win8DPは英語版のみでしたが、Win8CP は各種言語にも対応しています。当然日本語版をインストールしようと思います。

http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-8/consumer-preview

取り合えず、コンシューマプレビュー版（ISO版では無く、Web セットアップ形式の方）をダウンロードして Win8 DP 上から実行してみます。



ちょっぴりイヤな予感がしたのですが、そのまま続行。



やっぱり・・・
Win8DP 版は英語版なのでそのままセットアップを掛けると英語版でインストールされてしまうようです。
まぁ、いいかと継続実行。



「容量足りないよ、16G空けとけ（超意訳）」
うむむ、余りアプリは入れていないのですが、1Gほど容量が足りないようです。
セットアッププログラム自体は c:\WindowsESD というフォルダにコピーされているので、一旦インストーラを終了し、このフォルダを SDカードにまるっとコピーして、Cドライブの容量を開けます。
SD カードに移動した WindowsESD フォルダの中にある setup.exe を再度実行して、インストール再開。



何事も無くインストール完了。



メトロ入りましたー、でもやっぱり英語だー
インストール時間は大体 1.5時間位で完了です。

IMEを日本語に切り替えて暫く見ていたら、アイコンの表記が英語から日本語に変わっていったので、もしかして全部日本語になるのかなーって期待していたのですが、コンパネとかは変わらないし、Win8DP が Windows.old と言う名前で容量食っていたので（まるっと削除してもＯＫです。多分）
日本語版の ISO イメージから新規インストールさせます。

以前は容量の問題で 32bit 版をインストールしたのですが、今回は 64bit 版でインストールします。（16G の USB メモリがあったので）

以前の Win8DP をインストールした際に使ったユーティリティを使って ISO イメージを USB に書込みます。

USB メモリと USB キーボードを繋いで BIOS を起動させ・・・たいんですが、起動が早すぎて BIOS が起動しない（笑）
W500 は Winキーを押しながら電源を入れてロゴが出た時に F2 を連打すると BIOS に入るんですが、Win8DP が入っているせいで、即座に Win8 が起動してしまいます。

しょうがないので Win8DP を起動中に電源長押しして強制終了させ、その直後に Winキー + 電源で起動させます。
こうすると「前回強制終了したような気がするのでチェックしますよ」状態になって、少しラグが発生するので、その間に F2 で BIOS が起動出来るようになります。
なんて乱暴な・・・ orz

取り合えずブートの優先順位を USB メモリにして BIOS 終了。
なんとか Win8CP のインストールが開始されました。

が、しかし、この後にまたトラブルが。
今度は新規インストールになるんですが、SSD のパーテーションをフォーマットして指定してもパーテーションが指定できないよ。とエラーが出てインストールができません。
（パーテーションを削除しても出る）

これ Win7 の OS の入れ替えするときにも出たような気がするので、一旦インストールは中断して、今度は Win8CP のインストールの最初の画面にある修復を選んでコマンドプロンプトを起動して、diskpart.exe から HDD の初期化をやってしまいます。(diskpart.exe 起動→select disk 0→clean→quit）

W500 には 100M 位のリカバリ用領域があるのですが、clean をやると、これもざっくり消えるので注意して下さい。
この領域は電源を入れるときに ALT + F10 だかで Win7 のブータブルCDの代りをするような物が入っているんですが、W500 で Win7 に戻ることは無いので、私はざっくり削除しました。

ディスクを掃除してから再度インストール。
今度は旨くいきました。
新規インストールだとインストールにかかる時間は 30分位です。



今度はシステムも日本語版になっています。



SSD を完全にフォーマットしてからの新規インストールだと約11Gくらい使用します。
W500 は 32G の SSD ですが、20G 位空きますので全然問題なしです。



アプリで、Win8DP に入っていたゲームとかは無くなって、xbox 関連のアイコンがゾロゾロあります。
xbox は持っていないのですが、連携とか xbox のゲームが遊べたりするのかな？



コンパネの中も日本語化されているので、楽になりました。
タブレット固有の設定など、従来の Win7 には無い機能もありますので、英語だとちょっと悩むこともあったので。



お約束？で PMail Server2 をインストールしてみました。
Win8DP でも動いていたので問題無いとは思っていましたが、ファイヤウォールの設定だけでそのまま動きました。
.NET もなーんも使ってない強みです（笑）

Windows 8 Server の betaもダウンロードしたので、インストールしてチェックしたいのですが、インストールできる空きPCが無くてですね・・・どなたか Windows 8 Server で動かしてみて下さい orz



こちらはメトロスタイルでのコンパネです。
設定は単純化されているので、大雑把な設定はこっちで充分できます。
細かな設定については、Windowsスタイルのコンパネから従来と同じように出来ますので、無かったらそっちを見れば問題は無いと思います。
ネットワーク設定も DHCP が動いている環境なら、そのままキーを入れれば接続されます。


まず、Windows8 CP をサラッと触った気がついた点を。

１）アカウントがローカルと Microsoft アカウントで２種類ある。

Microsoft アカウントとは、Windows Live などで利用しているアカウントの事です。
ローカルでは無く、Microsoft アカウントでログオンすると、Windows Store でダウンロードできたり、SkyDrive などと同期が出来たりできるようです。
試しにログインしてみたら、Windows Live メッセンジャーで使っているアイコンが勝手に設定されました。

ちょっとまだ未確認なのですが、パスワードの保存をするオプションが無いので、MS アカウントでログオンするには毎回パスワードの入力が必要でした。
タブレットだと、これ面倒ですよ・・・
どっかに、パスワード保存のオプションがあると信じたいです。

２）前述しましたが、xbox 関連のアイコンがモリモリ
xbox 持ってないからわかりません。

３）軽い。
Win8DP と比べて余り変わりないのですが、特に重くなることも無く、W500 でもサクサク動きます。かなり良い感じです。

４）UI関連で新しいオプションがある。
画面のDPIを変更するオプションっぽいのですが、使うとレイアウトも変わるものもあるので、タブレットで使う時に便利かも。Win8DP にもあったのかもしれませんが、気が付きませんでした。(^-^;

５）細々とした所が変わってる。
SD カードを差し込むと、今までは画面中央に「なんか刺されたけどどうする？」のでっかいダイアログが出ていましたが、CP になって右上につつましく表示されるようになったりと、細々変わっています。



この辺りからもタブレット用にカスタマイズされているのがわかります。

W500 に入れて気がついた点として、内蔵カメラなどは、そのまま認識します。
メトロ側に「カメラ」ってのがあって、それを起動したらそのまま動きました。前面・背面の切り替えもできます。
加速度センサーのドライバとかはまだ見ていないのですが、この辺りも対応していれば、Win7 で使うより Win8 にした方が圧倒的に便利かと思います。

あと、Win7 で動くソフトは大抵のものはやっぱり動きます。
Win8CPの英語版を入れた状態で日本語アプリを動かすと、色々と文字化け連発でしたが、Win8CP日本語版にしたら、ほぼ正常に表示されるようになりました。

デスクトップで使うか？と言われると・・・ですが、タブレット用に早く Win8 製品版が出て欲しいもんです。