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静岡県浜松市であれこれソフトを開発している A.K.I Software のブログです。日々の開発日記やサーバー・セキュリティ関連の話題なども掲載。
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《《《 ネットワーク機器の購入は Amazon で! 》》》
Powered by BLOM PMail Server2 Version 2.28b をリリースしました
小さくも大きくも閉じたりもしません
16/08/30 02:58 / PMailServer2

表題のバージョンをリリースしました。

2.28a から随分と時間が空いてしまいました。

主な変更点としては

1)Webmail に ccTLD アイコンで送られてきた国がわかるようになりました。

*ccTLD アイコンはサーバーマネージャーに内蔵されておりファイルメニューからエクスポートが可能ですので、別途ダウンロードを行う必要はありません。

2)ccTLD 関係で今までは英語表記のみでしたが、日本語表記(カタカナでの日本語読み)も出力するようにしました。

3)Spool フォルダのクリーンアップの仕様変更。

4)FetchEML 内での POP3 処理のタイムアウト処理を変更。

5)フィルタタイプに CCTLD タイプを追加しました。

非常に簡単に且つ強力にフィルタリングをすることができるようになっています。

例えば
1)日本国内からの接続は許可する。
2)バミューダ諸島からの接続は拒否する。
 (特にバミューダ諸島に意味はありません)
の場合は

PASS - CCTLD - JP
REJECT - CCTLD - BM

と登録するだけで、自動的に割り当てられている IP アドレスと比較を行い処理を行います。
追加で、アメリカからの接続も拒否する場合は

REJECT - CCTLD - US

と登録していきます。

注意点としては2つあり

1)国別に割り当てられている IP アドレスは IANA 等のデータを利用して定期的に更新をしています。
(サーバーマネージャーからエクスポートできる、cctld.bin)
更新のタイミングによっては、割り当てが変わっていたりしますので、100% は保証することはできません。

2)「日本国内以外は全て拒否したい」というケースがあると思いますが、この場合は

PASS - CCTLD - JP
REJECT - CCTLD - BM
REJECT - CCTLD - US
REJECT - CCTLD - RU



と拒否する ccTLD を全て記載する必要があります。
仕様上、この記述方法以外はできません。

5)IPv6 関連の不具合の修正

となります。


Webmail へ ccTLD アイコンを適用した様子は下記ページで確認できます。

http://akisoftware.com/pmsrv/help/cctldflags.html

利用方法としては余り内容に思えますが、余り spam やウィルス等に詳しく無いユーザーがいる場合は不用意にメールを開いたり添付ファイルを実行してしまうことを多少防ぐことができます。(できると思います)

仮定ですが、例えば、国内の銀行からのメールが、バミューダ諸島から送られて来る確立は0%です。
つまり送信元自体が怪しいので、メールも怪しいと言えると思います。
(このような効果から注意喚起の為に閲覧ボタンのアイコンを切り替えるようにしてあります。)

[更新日付:2016/08/30 02:58:25]
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記事へのコメント

名前 : H.Matsuda (2016/08/31 10:45:14)

「日本以外は全て拒否したい」場合ですが、以下の記述でもいけるはずです。

1) PASS - CCTLD - JP
2) REJECT - IPR - 0.0.0.0 - 255.255.255.255

1) 日本の場合は許可。(日本の場合はここで評価終了)
2) 全ての IP を拒否。(日本以外の全て)

あと、メールアドレスに対しての処理については検討したいと思います。
(ただし、サーバー側で設定するフィルタは接続フィルタとしての利用ですので接続時に判断しますのでメールアドレスの確認までは進みませんので利用はできません。)

名前 : ばなな (2016/08/31 06:56:27)

スイマセン。コメント投稿する瞬間にアドレスを含んだコメントはできません。との記載があったので、上記のコメントの一例のアドレスもはじかれるかと思って、うっかり2回投稿してしまいました。適宜削除していただければ幸いです。 失礼しました。

名前 : ばなな (2016/08/31 06:53:55)

早速対応していただけているようでありがとうございます。
あまり詳しくないので、仕様の注意(2)の全部を列挙するのは仕方ないとして、国名とREJECT-CCTLD-USなどのリストをどこかに表示していただき、コピペできるとうれしいです。そのレベルですので、上記の変更などがあっても承知の上で、というレベルです。

もしくは 
REJECT-CCTLD-ALLCOUNTRY
PASS-CCTLD-JP
のような設定ができるとうれしいですが、仕様上、できないってことですよね。
一度設定ができれば、手間がかかるものではないので、ぜひ使ってみたいです。

また、もし可能であれば、個別のメールアドレスなどでホワイトリストが設定できれば、ロシアの友人などから特定のメールは受信できると完璧かと思います。

PASS-CCTLD-JP
REJECT-CCTLD-RU
PASS-MAILADDRESS-aaaa@hogehoge.ru

これは難しいことなのでしょうか?


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